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Hawaii Diary in Jun.2017

『カウアイ』アゲイン。

 

Day 1 6月17日(土)  〜ミタビカウアイ。

出発。
今回も目的地はカウアイ島。。
前回に続いてのカウアイ。
移動手段、手続き手順など忘れないうちに

同じ島で前回行けなかったところに行けば、

「比較的楽か」と思って同じカウアイにした。
ところが予約の段階で思わぬことが発覚。


なんと!
羽田発のハワイ深夜便が運行を休止したのである。
これには驚いた。
比較的人気のこの深夜便。

私にとっては旅程に無駄がないのだ。
出発当日は放送後に出発するのが常。
その為、乗り継ぎで出かけるので深夜便でないと土曜のうちに出発出来ない。
翌日出発だと1日無駄にすることになるのだ。


そこで便利だったのが羽田の深夜便。
放送後に一旦家に戻り、荷物を持って車に乗って千歳へ。

余裕で搭乗手続きし、東京(羽田)へ向かい、

東京ではそれほど待たずに乗り継いでハワイへ出発出来た。
それが無くなった。

原因は羽田ーニューヨーク線新規就航らしい。

羽田の再びの国際化の中で目玉のNY線就航でこの人気線の絶好の時間が犠牲になったらしい。
カラクリはいろいろあるようだ。

ハワイだと観光の安いツアーがメインだが、

NYはビジネスがメインになるのでコスパが断然違うらしい。

(そのため席数は少なくても採算が合う)
それはともかく、犠牲者代表となってしまった。
仕方がない、それで新航路開拓だ。
羽田、成田、中部セントレア、 関西KIX、、、

候補はこの4つ。
そのうち土曜の深夜でとべるものをさがす。

名古屋セントレアだ。

午後5時に放送が終わり5:20JRに乗車。

6時過ぎに新千歳着後、搭乗チェックイン。

7時15分出発し名古屋セントレアに午後9時着。

ほぼ待ち時間なし、午後10時発ホノルル行きに搭乗というルートである。
「スムース」というより「タイト」である。
一つ狂うと全てが狂うほどのタイトさ。

大丈夫か?

でも仕方がない。
かけてみることにした。

という理由の一つは「時期」がある。
実はハワイに行くこと30回弱の間で6月のこの時期に行くのは初。

気候の安定しているこんな時期に行ったことがないのだ。

例年秋の出発が恒例。

下手をすると初雪とぶつかり千歳〜札幌でてんてこ舞いの時もある時期に比べると、予定が組みやすい。

結果だけいうと、全てがびっくりするくらいに順調だった。
乗り継ぎに関してもほぼ定刻。

心配だったホノルル着後のイミグレの混雑も問題なし。

(それが普通なのだが)

ハワイアン航空への乗り継ぎも混雑はしていたものの、前回の記憶があったので順調に。(ほぼ自動チェックインなのでやり方がわからないとドキドキする)
本当にその全てが流れ作業のようにカウアイまで行けた。

唯一、トラブりそうだったのはカウアイ着後のこと。

空港内のレンタカーを借りるにあたりEチケットをカウンターで見せたら

「これ、ホノルル(支店)のチケットですよ。」

と言われたこと。

知り合いにお願いして手配したら、ホノルル支店の予約になっていたらしい。
もちろんすぐに訂正して手配してくれたが、こういうちょっとしたトラブルが一番説明等でややこしくなる。

所で今回のホノルル線も映画を見ていてあっという間についてしまった。

ウルバリン最終章「ローガン」と

禁酒法時代のアメリカのギャングの話

"Live by Night"
そして「モアナと伝説の海」。

モアナの前半途中でホノルル着。
約7時間。

「20分ほど早くついた」とアナウンスが流れていたので、6時間台だったかもしれない。

一度も寝ずにぶっ通しで見ていた。

つまり寝てない。


このツケがやはりその日の夜に回ってくることになる・・・・。

 

レンタカーでひとまずホテルへ。
空港から約30分くらい。

道は間違うほど無い。

"Poipu" の道路標識通りに進む。

去年も走っているから問題は無し。

6月は常夏のハワイにおいても花の季節。

道沿いの木々にも気のせいかやはり鮮やかな花が多く咲いている気がする。

 

宿泊は去年と同様 "Grand Hyatt Kauai"

(グランドハイアット・カウアイ)。

ホテル受付で「お帰りなさい」と嬉しい挨拶。

(大体ホテルというのは、宿泊歴が残っているので、名前を打ち込めば出てくる)

部屋に入りゴール!ハワイ時間午後2時。
ここまでで一体何時間たったのだろう?
はっきり言って眠いが、我慢して外出。
庭の花の写真を撮りに出てヤモリの歓迎を受け、ビーチを歩く。
波が異常に高い。

このビーチは私の滞在期間中は去年も含めていつも遊泳禁止。

 

2時間ほど歩いて

(考えてみるとこれもすごいよね。普通ゴルフ以外こんなに歩かない)

部屋に戻る。
日没だ。海に日が沈んでも、まだまだ明るい。

と思っているうちに、、、、、
寝てしまった‼️
もうそこからはほとんど記憶無し。

「泥のように」とはこの事。
カミさんはかわいそうに夕ご飯あたらず。

 

で、目が覚めたのが、、、、

午前1時半。
やっちゃった!時差ぼけ決定です。
しかも心配なのは明日「船に乗る」んです。
船の揺れに弱い私は心配。

果たしてどうなるやら。
今。1日を思い出しながら日記を書いて午前4時半。

赤道近くの常夏はまだ夏至が近いのに真っ暗。

(この辺りは夏至でも日中13時間半くらい。極端に昼が長くはならない)
夜明けは遠い・・・・

 

Day 2  6月18日 (日) 〜ウミカラナパリ

何時に起きたかって?
起きたのは10時くらいかな。
でも寝たのは結局午前4時過ぎ。
一旦寝たものの夜中に起きて、そのまま日記を書いて朝に。
部屋のカーテンを開けると、ドンより。

見事な曇り空。
今日は楽しみにしていたオプショナルツアー。

午後2時半集合。まだ時間がある。

"KOLOA(コロア)"という古い町が隣にあるので行くことに。

 

20世紀初頭に建てられたであろう古い建物が建ち並び、小さな店が数店ある。

軽くブランチを仕入れ、車で移動、食事できそうな場所を探す事に。

"Lawai (ラワイ)"と言う町のビーチへ。

ベンチに座り、シュノーケリングする人やサーフィンする人を見ながらご飯。

その後再び撮影のためコロアへ戻る。

 

ここの教会はなんと!1800年代、19世紀に建てられたものだ。

2軒隣り合わせで古い教会。

写真を撮るもののどんよりとした曇り空が背景で全く映えない。

今日はずっとこのままだろうか?

不安がよぎる。

その後観光名所潮吹き岩を見に行き、近くにあった植物園に立ち寄る。

時間になったので集合場所のポートアレンへ。

船に乗って行くのはナパリコースト。
あの断崖絶壁を海から見たくて乗る事に。

前回は空から飛行機で、今回は海から見る。

船はカタマラン。いわゆる双頭船。

ハワイは太平洋のど真ん中で一歩港を出ればいきなりの外洋。

風も強くやはり波は高い。

酔い止めの薬を飲んで出航!

船長のロイさんの説明とクルーの元気な声を聞きながら船は進む。

右手に岸が見える。

西へ向かいその後ナパリコーストで北上。

絶景が広がるのだがやはり雲が多く、残念。

左手遠くにはニイハウ島が見える。

切り立つ崖の景色をた見ながら船は進む。

〜 Tips 1 〜 

それにしてもアメリカ人のおおらかさには本当に驚く。集合場所で隣に座る人に話しかける「どこから来た?」「わたしも行ったことがあるわ。」「いつまでいるの?」そんなたわいもない会話で始まり、延々と帰港するまでずっと一緒に旅に来たかのように話している。ガイドの人とも大騒ぎ。(この赤いキャップのおっちゃんが船の乗組員。一番はしゃいでる。笑)とにかく楽しむときは遠慮しない。徹底的に楽しむ。日本ではもう安全性とか、個人情報とか「お邪魔でしょうから・・・」と遠慮して踏み込めない距離で楽しんでいるように思える。
だから船が戻って降りるときは本気で別れを惜しむ。

もちろんそれが煩わしいと感じるアメリカンもいるのでしょうけど・・・

団体行動の際には他人に遠慮して小さな声でこそこそ話す日本人にとってはそのおおらかさがとても羨ましく感じる。

「旅の恥はかき捨て」という良い言葉があるのになかなか実践できないものです。

 

港に着く直前に雲の切れ間から日が射した。
一度もささなかった日が射した事で湧き上がる歓声。
日が暮れて帰港。
ククイウラにあるショッピングセンターに向かい、
アロハシャツの専門店レインスプーナーでお土産のシャツを購入。
その後ホテルへ戻る。

風呂に入る頃にはウトウト。

おやすみなさい。

 

Day 3  6月19日 (月) 〜ポリハレヒレハレ

体がとにかく動かない。

起きられない。

無理矢理起きたが、10時過ぎてた。

いつもだとそれほどかからずにハワイに体が慣れたのだが今回は全くダメ。

それでも時間がもったいないので無理矢理起きて活動開始。

向かうのはまずは島の西端 "Polihale Beach"(ポリハレビーチ)。

実はこの道は途中から全く舗装されていない。

昨日は船の上からポリハレビーチの位置を確認しておいた。

そこへ行く。
2005年にも行ったことがあるのだが、去年は時間がなくていけなかった。

ただ1つ、ここへの道はレンタカー走行禁止。

ハワイでは島によっては「レンタカー走行禁止」の道がある。

行けるのだが、何かあっても保険が効かずレッカーなどで救出の際にかなりの費用がかかってしまうのだ。

それだけ、かなりの悪路になる。

(または危険な道)

途中パンク交換している人がいたりしたので注意が必要だ。

ガタガタの道をしばらく進むと見えてくるポリハレ・ビーチ。

右手にはナパリコーストの端が見える。

 

その後、再び東へ。

この日の決まりごとは2つ。

ポリハレと対極、ノースサイドにある

"Hanalei Beach" (ハナレイビーチ)で夕日を見ること。

この日の日没時間は午後7時23分。

今はまだ昼過ぎだ。

しかし、ほぼ最西端から東まで行ってそこから北上し北側のほぼ最後まで。ほぼ一周。

断崖絶壁のナパリコーストのせいで島一周はできないのだが。
ポリハレビーチを出てワイメアの桟橋を見て、

 

ハナぺぺに寄り去年は日曜で休みだった店で買い物。ニイハウシェルレイを購入。

〜 Tips 2 〜 

Niihau Shell Lei

許可なく原則立ち入りできないハワイ諸島の一つ「ニイハウ島」の島民が島に流れ着く小さな貝を拾い集め、装飾品にしている。とても細かい作業のため時間がかかる。安い値段がつけられて売られていることもあるが、多くの場合その他の島へ流れ着いた貝を使用してほかの島の人が作った物であることが多い。(法律で「ニイハウシェル」と名乗ってはいけない)本物のニイハウシェルの場合は製作者の名前が明記された鑑定書がつく。

ワイキキのあるオアフ島などで購入すると、

ここカウアイで購入するよりさらにかなり高くなってしまう。

思ったより買い物に時間がかかったため一気に海岸沿いを北上、ハナレイ湾へ向かった。

 

地図で見ると島の外周のほぼ半分近くを一気に進んだことになる。

前回行けなくて心残りだったハナレイ湾。

着いて見て驚いた。

来たことがあった!

最初にカウアイに来た2005年時、知り合いに連れてこられていたのだった。

 

旅行前の事前調査では「桟橋があり、それが夕日の中で綺麗だ」と書いてあったので、見たいと思ってきたのだが、すでに12年前に来ていたのだった。

まだ太陽が高い。

日没まで2時間ほどある。

明るい日中も綺麗で周辺の景色を堪能する。

徐々に暗くなる中、再びビーチに戻りサンセットの撮影を開始。

刻々と変わりゆく空の色。

ビーチで眺める人がいれば、サーフボードの上で楽しむ人もいる。

犬をボードの上に乗せていっしょに岸に出る人もいる。

 

午後7:30すぎまで見てホテルに戻る。

すでに真っ暗な中、街頭のない道を走る。

約1時間半ほどドライブし、9時少し過ぎにホテルの向こう側の小さなショッピングモールのある "Kukuiula" (ククイウラ)に到着する。

しかし時すでに遅し。

店は閉まっていて夕食にありつけず。

仕方がなくコンビニの弁当を買うがあまりの不味さにほとんど手をつけず就寝。

明日はいよいよカウアイ最終日。少し疲労がたまっている。
午後にはオアフ島へ移動だ。

 

Day 4 6月20日 (火) 〜サヨナラカウアイ

カウアイ最終日。
飛行機の時間は昼過ぎ。
チェックアウト後、
"Poipu Beach"

(ポイプビーチ)へ。
今までホテルの前がポイプビーチだと思っていたのだが、
実は違った。

ホテルの前のいつも遊泳禁止のビーチは "Shipwreck Beach" (難破船ビーチ)。
そこから車で数分のところにあるのがポイプビーチ。
ビーチは小さめに感じるのだが、行ってみてビックリ。

カメとアザラシが隣り合わせで昼寝してる!
そんなに静かな浜ではないのだが、ボランティアが必死に保護に勤めていることを知っているかのように悠然と仰向けで昼寝しているのだ。

〜Tips 2

Tree Tunnel

その後はツリートンネルを通って空港へ。

このツリートンネルは樹齢100年を超えるユーカリの木が約2キロ続いている

なんだろう?

「木漏れ日」って優しくてとても気持ちがいい。空港のあるリフエからポイプに向かう時に通る。150号から右折して520号へ乗り替わってすぐ。

 

レンタカーを返却し、空港で待つ。
行きも帰りもわずか30分。
地図を見ればわかるが、7つの島の中、カウアイとオアフ島は隣同士。

だからバスに乗るような感覚で乗っている人も多い。
料金は1日の中でもかなり違い、使い勝手のいい時間などは高めに設定されている。

それでも一万円台。

 

ホノルル空港着。
いや、つい最近この空港名が変わった。

ダニエル・K・イノウエ空港。

有名な偉い人でもちろん日系さん。

人の名前がついた空港は結構ある。ジョンレノン(英)、JFK(米)、シャルルドゴール(仏)、坂本龍馬(高知)、、また1つ。
タクシーでいつものようにワイキキへ。
チップも含めちょうど50ドル。

毎年料金が上がってる気がする。約30分で着。

いつもの勝手知ったるホテル。

チェックイン。今回宿泊するにあたって実は大きな違いがある。
実は私、タバコをやめました。
今年の2月なんとなくやめまして、なんとなく続いてしまっております。

嫌煙ファシズムに敗れたわけではないのです。

あえて理由を上げるとすれば、

「海外旅行の際のタバコを吸う煩わしさから解放されたい!」

くらいの思いでしかありません。
強い意思もなく、偉そうに言うつもりも全くないのですが、この数年ワイキキは同じホテルでいつも部屋が山側(眺望ね)だったりエレベーターの横(騒音ね)だったりとリクエストを出すものの良い部屋に当たりませんでした。

理由は「喫煙部屋指定」だったからではないかと思えたので。

(つまりどう言うことかというと、もともと喫煙可の部屋の割り当てが少なく、その部屋は通常だとあまりグレードのよろしくない位置にある(山側やエレベーターの横等)のではないかと推測。)
で、今回はどうだったか?というと・・・

 

 

はい、見事にオーシャンフロント。
年に一度のハワイ旅行のため「タバコをやめた」と言うのもこっぱずかしい話しです。
それでもこの時ばかりはカミさんには喜ばれました。
この日は近所をプラプラ散歩して終わり。

食事も中途半端な時間に摂ったために夜は食べず。

明日は早朝にレンタカー屋に行くため、早めに就寝・・・のつもりが飲んだコーヒーのせいか全く寝られず。

ようやく寝付いて2、3時間で朝を迎えた。

 

Day 5  6月21日 (水)〜アウラニリゾート

6時起床。
宿泊先のホテル内にあるレンタカー屋さんはワイキキのど真ん中、

立地が良くて毎日朝は大混雑。

そのため朝一で借りて出発するのが常。

朝7時にオープンするのだが15分前に行き店前で待つ。

トップ。

アメリカはこう言うところははっきりしていて

人がどれだけ待っていても絶対に開けてくれない。

7時きっかりにドアを開ける。

約15分間ホテル内の廊下で立たされ坊主だ。

手続きはネットでしてあるので少しの確認と書類の作成のみ。

鍵を渡されてホテルの地下へ移動しクルマをピックアップ。

ほぼ新車のフォルクスワーゲンゴルフに乗り込み出発!

いつもはノースショアかラニカイビーチに行くかで進路を選ぶが、今年は違うところに行くことにした。

ある有名人に会いに行く。

 

"Mickey!"

 

ここハワイ・オアフ島に数年前ディズニーのリゾートホテルが完成した。

アウラニ・ディズニー・リゾート & スパ コオリナ・ハワイ。

 

これまで全くハワイにミッキーを求めていないので、できたのは知っていたが行く気は無かった。

今回「たまには違うところに行こうか」と言うことで、

『朝ごはんを食べにでかける』ことにしたのだ。

 

それにしても最近は携帯のおかげでGPSナビもオプションで借りる必要がなく、アプリの地図で十分。

もちろん日本語で知らない国の道案内をしてくれる。

相変わらず少し遅れてポイントが動くため、

「もう一本行って・・・あっまちがった・・・あ〜〜〜!!」

の繰り返しではあるが、時間に追われている訳でなければ回り道もそれほど苦にはならない。
 

〜 Tips 3 〜 

オアフ島の道路事情

アウラニ・ディズニーリゾートは "Ko olina"(コオリナ)というオアフ島の西側エリアにある。

ハワイのフリーウェイH1に乗ってしまえばあとは一直線。

降り場さえ間違えなければ簡単なのだが、とにかくこのフリーウェイの行き交う車のスピードにはびっくりする。
60マイル(約96キロ)で走っていても、容赦無く抜かれていく。

ポンコツのトラックにさえ抜かれていくし、緊急出動中「じゃない」消防車にも抜かれる。

普段の日本の高速道路の感覚で走っていると流れに乗れないので注意が必要。
そして途中で分岐を繰り返し、出口が頻繁に現れるので、「自信がないから一番右側(日本でいう左側)をゆっくり走る」では本線から外れてしまうので絶えず状況を見ながら中側の車線へ進路変更しながら走らなければいけない。
と書くと、

「うわっ、難しそう・・・(怖 」

と思うかもしれないが、そこはアロハスピリットあふれるハワイ。

街の中でもどれだけ混んでいても、多くのドライバーは当然のように道を譲る。

その恩恵に出くわすこと滞在中1度や2度ではない。

「北海道の人の運転が荒い。自分本位!」とよく言われるが、

「アロハ!お先にどうぞ!」

のあの精神には本当に驚かされ、感動さえする。

もちろん、お礼の会釈と笑顔は忘れずに。

 

さて本題。
コオリナまでは1時間ほど。(といってもそのほとんどが時速100キロ以上走行)

H1を降りてほぼ直結。

ゴルファーの方なら行ったことがあるかもしれない。

てんとう虫でおなじみのコオリナゴルフ場に隣接した一大リゾート地だ。
広大な敷地にゴルフ場があり、高級ホテルが何棟か隣接。

いわゆるアメリカのリゾート地の典型的な作りとなっている。
その中にアウラニディズニーリゾートはある。
実は、私は東京ディズニーに行ったことがない。

でも、フロリダのディズニーワールドには行っている。
1990年にアメリカ一人旅の際に3日間いたのだが、
結局3日間いて回りきれないほどの広大な施設とアトラクションの数だった。

(今は更に拡張されているらしい。何日いればいいんだ?!)
そもそもあんまり興味がないのだろう。

子供がいるわけでもないのでカミさんが好きならともかく、行くことがなかった。

ハワイにできてからも、ハワイまで来て別にミッキーに会いに行く必要もなかったので、結局今回になってしまった。
ではなぜ行く気になったのかというと、

「朝食を食べに行く♪」

ホント、それだけ。

ホテルの朝食はそれぞれ特色があってもちろん美味しい。

ワイキキ周辺の有名ホテルの朝食はだいたい食べ尽くしたので思い切って行ってみることにしたのである。
ディズニーファン、ミッキーファンにとっては

「ミッキー様への冒涜だ!」

と怒られるかもしれないが、その程度の動機で向かったアウラニだったのである。

いきなりホテルの駐車場に入れるのもはばかれるので、ホテルの隣にあるロコ向けの駐車場に止める。

看板を見ると駐車時間

「サンライズからサンセット」

と書いてある。

えらいざっくりしてるなぁ。


で、まずは散策。

ホテルはもちろん誰でも入ることができるし、ビーチは誰のものでもない。

おそらく大半人工的に作られた砂浜や入江だ。

ホテルの敷地の外側を見るとか溶岩でゴツゴツした岩がむき出しだ。

ここに土を入れ、白砂を入れ、ヤシの木を植え、リゾート地を作り出している。

この手のリゾート建設はアメリカはお手の物。

砂漠にラスベガスを作りホテルを建て、芝生を育ててゴルフ場まで作ってしまう。

ハワイ島のフアラライ周辺のリゾート地も同じく造成したリゾートエリア。

ワイキキだって実は白砂は運んできている。

さすがに日本国内でここまで環境自体を変えてリゾート地化するところは多くはないと思う。

観光やレジャーなどの施設に莫大な投資をするエネルギーは日本ではバブルがはじけて一緒に失った気がする。

東京五輪の特需と言われて久しいが、アメリカではどこかでリゾート開発が恒常的に行われている感じ。

もちろん成功していないところもそれなりにはあるのだろうけど。
 

 

しばらく散策後いよいよホテルに潜入。
ビーチに隣接するアウラニのプールからの出入りは部屋鍵を持つ宿泊者のみが通れる仕組み。

一般の人はもちろん簡単にプールサイドに入れない。

遠回りしてホテルに入る。

プールサイドでは長蛇の列。

見るといきなりミッキーマウスがこんなに朝早くから写真撮影会。

さすがディズニー。

私は全然興味がないのでスルーして進む。

ホテルの中の施設はプールが豪華だったり部屋数も多そうだが、土産物屋さんなどはそれほど多くない。
というか、考えてみると土産物も通常のホテルのようなブランドブティックやテナントに入ってもらうことはきっと無いのだろう。

「ディズニーグッズ」だけで十分なのだ。
もちろんミッキーキャラクターグッズや最近で言うとハワイがイメージの「モアナ」のキャラクターグッズが所狭しと置かれれている。

何日もいて毎日子供にせがまれたら、親はどれだけ散財することになるのだろう?
考えるだけでゾッとする。

このホテルに宿泊の家族構成が3世代が目につくののは、かかる費用面のせいもあるのだろう。
 

7時過ぎに出発し時間をかけてコオリナまで来て、中も一通り見て午前8時すぎ。
そろそろ朝食でも食べようとレストランへ。

すると入口に列が。

「予約は?」と聞かれたので「していない」と答えると

「では・・・9時半におこし下さい」とのこと。 

満席のようだ。

そりゃそうか。

周りにはホテル以外のレストランはほぼない。

宿泊客の大半に我々みたいな外部からの侵入者(!)もいるわけだから混雑は必至。

さらに1時間以上待つことに。
(知っていればさっさと予約を入れるか、まずはここに寄ってから散策したのだが)
9時半に再びカウンターへ。

すると指をさして

「あちらに並んでくださいね」

とにこやかに説明。

その指先で行われていたのは!
「ミッキーとの写真撮影」
そう、最初に見たミッキーの撮影会は

『朝食を食べる全ての人がもれなく撮影できる特典』

だったのだ。

 

で、再び行列。

ここでまた30分ほど待ち。
大人も子供も楽しそう。

疲れた顔しているのは日本から「孫のため」という大義名目で無理やり駆り出されてハワイくんだり来た上に、ハイテンションなディズニーの世界に連れてこられた、おじいちゃんくらいか。

朝っぱら『ヘトヘト・・・』って顔してロビーのソファでぐったりしている。

で、記念撮影。
実は私ディズニシーにもランドにも行ったことがないのだが、ミッキーとミニーには年に一度必ず会っていた。
というのも番組にキャンペーンで遊びに来てくれていたのだ。

その時のエンターテナーぶりには本当に驚かされたし、キュートさにびっくり。

最後には毎回抱き合って別れを惜しむ。

だから彼らの魅力は十分に分かっている。

カメラマンの写真の他に自分の携帯やカメラでも撮影してくれる。

実に良心的だ。
撮影が終わって再びロビーで少しの間待機。

目の前をミニーが普通に歩いて行ったり、プルートが子供にちょっかいをかけてる。

会場からはマイクを使ったパフォーマンスが行われ、歌を歌ったり、どうやら子供達は踊ったりしているようだ。
何度も言うがまだ、「午前9時過ぎ」だ。
朝起きてすぐに食べる朝食会場とは思えない。スゲ〜〜・・・・

ようやく着席。
オールブッフェ形式。つまりバイキングね。

通常だとビュッフェの他にコンチネンタルなどバリエーションがあるのだが、ここはビュッフェオンリー。
お値段一人38ドル。

(約4,000円)

ハワイの有名ホテルの朝食は30ドル前後。

少しお高めですがこんなものです。
そしてスタッフがやってくる。
「先ほどの写真はいかがいたしますか?プリントとDVDもあります。」
「まぁ、そうだよなぁ・・・・当然こうなるよなぁ。」
カミさんを見ると

「買います、買います。」

全部買います!

という顔。
「全て購入すると45ドルになります。」
「はいはい・・・」
というわけで、

38ドル×2人分+45ドルは・・・121ドル。

え〜〜っっと・・・・

約13,000円!?
泊まってる人、これ毎日やってんの?!
毎日は写真は買わないだろうけど。
ここ最近のハワイ事情としては本当に3世代で来る人が増えた気がする。

(アメリカ人も)
まぁ、孫と一緒に旅行できるなら・・・と

誘われてついてくるおじいちゃんおばあちゃんには申し訳ないけど、若い夫婦にとっては財務省(昔はこういうとき「大蔵省」って言ったな)は必要だわ。

 

ホテルを出て隣接のゴルフ場「コオリナ」へ。
アメリカの女子プロゴルフトーナメントも開催されているコース。

今年引退発表した宮里藍選手も2012年に優勝している。
私はプレーはしない。(基本ハワイ旅行はゴルフは一切しない)
クラブハウスの見学とお土産の購入。
プレー料金は帰って調べてみると午前225ドル、午後160ドルだった。

(コオリナリゾートの宿泊者は若干安い)

ふたたびH1に乗り車を走らせる。
向かったのはワイキキに帰る途中にあるアウトレット「ワイケレ」。

前にも何度か行ったことがあるが、今では日本国内でもアウトレットは全国色々ある時代。

別にどうしてもというものがあるわけではないのだが、特に予定もなくせっかくここまで来たのなら程度の寄り道。

ただ、この辺りで実はかなりここまでの疲労を感じ始めていた。

敷地内を一回りして車に戻るとほぼ昏睡状態に陥り約30分ほどだろうか寝入ってしまう。

しかしその後、超回復。

再び運転開始。

モアナルアガーデンズパークへ。

モンキーポッドの木で知られる有名な公園。

あの日立のCMで数十年にわたり知られている大きなモンキーポッド。

幅は40メートル、高さ25メートル、樹齢は130年と言われている。

このモアナルア公園は州の高速道路H201を走っていると見える。

だからなんとなく行った気になっていたのだが、実は行っていなかった。
しかもかれこれ25回もハワイに行ってる中で

「今更・・・行く?」感があり行かずに今回まで来ていたところの一つなのだ。

(ハワイと言えば必ず行くであろう、イオラニ宮殿も20年以上見た記憶がないし、国立太平洋記念墓地(パンチボウル)なんて最初のハワイの午前中の旅行会社の時間つぶしに行ったきり。)
やはり行ってみるとその大きさに驚く。

そして本当に綺麗に枝(いわゆる傘の部分)がコンモリ。

剪定しているとは思えないのだがドーム状に広がっている。
周りは一面の芝、それもひっきりなしに刈って整備。見事だ。

 

二軒の家がある。

1軒は土産物屋さん。

もう1軒は一回り大きい。コテージ。

現在は閉鎖されていて中に入ることはできなくなっていた。

 

こちらは実は、1850年代に建てられた、

カメハメハ5世が別荘として利用していたコテージ。
現在は改装中なのだそうだが、何度か移築されながらこの地に落ち着いている。

ちなみにこのモアナルアガーデンは個人所有の土地で紆余曲折を経て先祖から譲り受けたジョン・P・デーモンさんが管理運営している。

当然のことながら個人運営の土地なので、かかる経費を少しでも抑えるため、現在は入場料が3ドルかかる。

(ちなみに年間維持費60万ドル(6、600万円)かかる)

しかし日本を代表する企業、日立がCMで使い人気になったこの木を失わないように

我々日本人も協力する必要があるだろうから、

ハワイに行った際にはぜひお出かけ&入場料を。

 

一旦ホテルに戻り、この後については考えることに。
睡魔はそれほどではなくなったが、夕方に入りH1なども混雑がひどくなってきた。

渋滞の中を縫うように走りホテル着。
新しくなったインターナショナルマーケットプレイスを見学のためにカラカウア通りを歩く。
相変わらずの人混み。

さらにちょっとホームレスが増えたような。

一度は排除したと言われているホームレスが、

再び町の中心部に集まってきた印象を受ける。

危害を加えるようなことはもちろんほとんど無いのだが、イメージ的にはあまり良く無い気もする。

ぶらっと一周して、ホテルへ。
そこからあんまり記憶なし。夕食を食べた記憶もなし。(今回はきちんとご飯を食べた記憶がない。)

就寝。

 

Days 6 6月22日(木)〜マノアフォール

目が覚めた。8時。
ベランダに出て外を見ると、この日は干潮なのか、ロイヤルハワイアンの前のビーチから沖に数十メートルにわたり浅瀬になっていて渡っている人がたくさんいる。
海に入らないことで知られている(知らんか)私だが、
これはひょっとしたら、ちょっと変わった写真が撮れるかもしれないと急いで着替えて、カメラと携帯を持って出かける。
ワイキキの朝は早い。

旅行者というのは全世界共通で行動が早い。

8時過ぎでもかなりの人が動いている。
もちろん店はまだやっていない。

周りにあるホテルだけが稼働している。

宿泊先のハイアットを出て、道路を渡り、すぐに斜め向かいにあるサーフライダーに向かう。

 

ロビーを突き抜けバニヤンベランダへ。

朝食をとる観光客で席は埋まっている。

プールサイドを抜けてビーチに出る。

そこからピンクの建物を目指して砂浜を歩く。

早くも海で遊ぶ人、ビーチで寝転がる人、隣接するホテルの前でくつろぐ人、ワイキキビーチはごった返している。

 

この状態が日が沈む頃まで果てしなく続く。

365日、毎日。
太平洋のピンクパレス、ロイヤルハワイアンの前に着いた。

 

確かに膝丈くらいの浅瀬が100メートル以上続いているだろうか。
波があるので時よりかぶる可能性はあるけどカメラを持っていてもいけそうだ。

恐る恐る入って前に進む。

膝を少し超えるくらいの浅瀬。

しかし油断すると短パンが濡れるくらいの波が来る。

ポケットに入れてある携帯も危ない。

左手に携帯を持ち、右手にカメラを持って進んでみる。

周りを見るとほとんど水着の人ばかり。

浮き輪を持っていちゃつくカップルなど。

俺だけ悲壮感を持って慎重に沖に歩いて進んでいく。

突然強い波が襲う。「うわっ!」焦りながら写真を撮って引き上げた。

ビーチにぶん投げてあったビーサンを履いてホテルへ戻る。

おろしたての短パンだったのに一度はいたキリでもうべちゃべちゃの上に砂だらけ。

でもハワイはそんなの気にしない。

どうせすぐに乾くから。

下半身ずぶ濡れのまま、両手にカメラと携帯を持ってサーフライダーとアウトリガーの間の道を歩く。

最近できたという注目の店「バナン」がここにあった。

サーフボードを置くスペースが通り沿いに並んでいるワイキキの名物通り沿いだ。

ここハワイは治安は悪くはないが、もちろん日本ほど良くもない。

高価なサーフボードをここに置いている代わりに見たこともないような頑丈な錠付き。

もちろん盗難防止のため。

サーファーの数に対してこのボード置き場は少ないだろうから、きっとこの一等地の置き場を借りるのは激戦なんだろうなと思う。家賃も世界有数の高さのワイキキ、この置き場の料金はいくらだろう?

ホテルに戻る。
乾ききらなかったので履き替えた。

本日の行き先はワイキキから近いホノルルの中にある滝。

"Manoa Falls"

(マノア・フォールズ)。
ここも、モアナルアガーデン同様比較的知られた名所の一つ。

行く人なら最初のハワイ旅行で行ってるトレッキングなどが趣味の人ならよく知られるコース。

まずは車でマノアの街まで行く。

マノアの街は地図を見ると本当に驚く。

連なる山の裾野の合間にできた比較的平らな場所に街が形成されているため三方が山に囲まれているのだ。

一番海に近いところにハワイ大学のマノア校があり、学生が多い町でもある。

西側には夜景で有名なタンタラスの丘がある。

 

そのマノアの街の一番山側に車を止め(駐車料金5ドル)、そこから数10分かけて山(ジャングル)の中を登って行く。

もちろん道、階段や若干の滑り止めなど滑落の危険性を和らげる措置は行われている。

が、ゴツゴツした岩やこの日は朝方まで雨が降っていたようで滑りやすい土質など初心者には比較的難所が多いコースだ。

とはいえ、私より高齢の人もたくさんいるし、サンダルのまま上がってくる人もいる。(たぶん知らずに来た人だと思う)

大半のロコはちゃんとしたトレッキング靴やスニーカーを履き替えて上がっている。

ちなみに私は白い靴に白いシャツに短パンだったのだが、降りてくる人に

「注意しないと全身まっ茶色になるよ!」

と笑いながら言われた。

傾斜はそれほどきつくはないので確かに滑りやすくなければ丁度いい軽登山だ。

以前もそうだが大体ハワイに来て白い靴を履いて雨の後などぬかるんだ粘土質の道を歩いて汚れた後はその靴はもはや日本では履けなくなる。
汚れが落ちないのだ。

この粘土質の赤茶色はTシャツなどの染料としても使われていて、それほどに強固。

だから滑ってケガするとか以上に「靴を汚さない」ことに細心の注意を払って・・・・グチャグチャにぬかるんだ道をつきすすむ。笑

「マイナスイオンってこんな感じなんだろうなぁ」

というのを全身に感じながら山を登る。

乳酸が少したまるくらいの軽い運動。
ハワイと言っても山間部特有の涼しさがあるので、汗だくにはならない。

いろんな植物を写真に収めながら気がつくと音が聞こえる。

「滝だ。」

滝つぼで泳ぐことは禁止されているらしい。

しばし鑑賞後降りる。

帰りの方がやはり辛い。

しかも慎重さは下りの方がより必要。

冬に凍った道路を歩く時の要領だ。

重心の移動を大きくせず、ぬかるんだ道をを降りていく。

 〜 Tips 4 〜

Manoa Falls に行く時の注意

帰ってきてからいろんなガイドブック等を見てみると「サンダルは泣きをみる」「靴は汚れます」などそこら中に書いてあった。足そのものが汚れる分には洗えばいいけど、「その靴を履いて日本に帰る」って人は別の靴を持っていくか、捨てていい靴を購入するかした方がいいかも。ちなみに私は出発地点近くに小川が流れていて(はば数センチくらいの)そこに靴底をつけて周りを指で洗いましたほぼ目立たなくなりました。この赤土の汚れは時間が経つと取れなくなるので早めに対処を。中には情報を調べずにヒールで来ている人もいます。雨の直後などは滑りやすく、かなり危険。また両手が塞がるような荷物はリュクなどに入れるのが無難です。泥だらけになってもいいくらいの服装の方が気楽です。

 

マノアフォールを降りてせっかく来たマノアの街なので周辺の散策を車で行うことに。
妻が行きたがったのがチョコレートの店、

"Chocolea"。

最近知られるようになったこの店は機内誌にも出ていて注目されているショップ。
滝の駐車場から数分でついた。

店はこじんまりしているが入ってみると明るいショーウィンドウの中に所狭しと小さなチョコが並んでいて宝石店のようだ。

カミさんは機内でもらった雑誌に書かれていたこの店がとても気になっており、密かにメモまでして、さらにレンタカーのナビに入れて準備してきた。

そんなことしたことなど一度もない。

何が琴線に触れたのだろう?

試食があったのでいただいた。

塩気があって甘みがその後にくる。

日本人の客があまり来るような場所に店が無いので「どうやって知りましたか?」と聞かれ、「機内誌です」と答えた。

「広告を出してみてよかったかも。」

と納得したような顔をしていた。

まだそれほど知られておらず、しかも美味しいチョコの店。おすすめです。

 

その後、昼になったのでマノアの情報収集。

どうやら多くの店は近くに集中しているらしく、どこも車で数分のところに集まっていた。
人気のサンドウィッチ屋さんへ行ってみた。

ドアを開けると狭い店に客がびっしり。

奥に注文するところがある。

黒板のメニューを見てオーダー名前を聞かれ「ヒロ」と答える。

するとオーダーを取った人が食パンに具材をはさみちゃっちゃと作り出す。

その間にカミさんはレジへ行ってお金を払う。
「ヒロ!」と呼ばれてサンドイッチをもらって完了。
「サンキューヒロ!」「ハバグッデイ、ヒロ」

とおばさんに言われて店を出る。

名前を呼ばれるのは悪い気はしない。
車に乗り、近くのスーパーの駐車場でいただく。

ターキーとトマトとスプラウト。

ここのサンドイッチはごっそりのスプラウト入りでハワイ大学の学生に人気らしい。

もさもさすぎて食べきれなかった。

マノアをでて一路ワイキキ周辺へ。
行ってみたかったスーパーがあったので急遽スーパー巡りへ。
まずは
”Down To Earth” というオーガニックの専門スーパーへ。

最近、スーパーなどのエコバッグがお土産などにも喜ばれている。

ハワイのいろんなスーパーに行ったことがあるがさすがにオーガニック専門店だ。

オーガニックだけではなく、ベジタリアン向けの商品など、つまりあまり見たことがない商品が山ほどあるのだ。
なかなか面白い。

究極のベジタリアン「VEGAN」向けの商品なども。

そんな中で健康にうるさそうな人たちが買い物している。

筋肉モリモリの男性で買っていたのが、袋に入った「野菜のみ」なんて人も。

なんとなく共通したパッケージの商品が並ぶ。

「体にいいですよ」的なデザイン。私は全く興味なし。

続いて出かけたのは

"Kokua Market" 。
こちらも「地区に根ざしたスーパー」という感じ。

小さい店なのだが野菜や果物を中心に置かれている。

見かけない果物や野菜などが置いてあり見ているだけでも楽しい。

同じくエコバッグを購入。

これが、なかなかオシャレなのよ。

 

そしてその後 "Don Quijote"に。

なんと読む?
そう、
「ドン・キホーテ」。

あの「ドンキホーテ」です。
以前ダイエーだった店舗が今はドンキホーテになったのがかなり前のこと。

別に行く用事はない。ハワイのドンキは一度も行ったこともない。

どうせ同じドンキとタカをくくっていたら、

とんでもなかった!

所狭しとハワイの生活用品はもちろんだが、お土産なども売っている。

あの名前が魅力的なハワイのパンメーカー "Love's Bakery" も山ほど。

そして、以前にも紹介したが、日本からの観光客に大人気 "Ziploc" の日本未発売サイズもたくさんある。

しかもかなり安い。

そのほか定番のハワイ土産は他の島の特産までほぼ全て網羅。

きのうの夜、何気にインタナショナルマーケットプレイスに寄った時に買ったお土産が一個につき数ドル単位で安いのだ。

これはびっくりした。

今後はドンキでお土産まとめ買いだな。

行ってよかった。

 

その後、アラモアナショッピングセンターへ。
いつもなら夕方あたりから 出かけるここに真昼間からやってきた。

もはやどこか遠くに出かける気力もないままにフラフラ。

そのままホテルへ戻りレンタカーを返した。

夜に再びインターナショナル・マーケット・プレイスに行き、昨日の続きでテーブルライト購入手続き。
食事はロイヤルハワイアンのフードコート。

相変わらず粗食。

どうってことのない肉のセット。

いよいよ最後の夜。

荷造りをして寝る。

明日は出発。

ベランダに出てみると正面に見えるデュークカハナモク像がライトに照らされている。

歩く人は一人もいない。

こんなさみしそうなデュークの像を見るのは初めてかもしれない。
荷造りは・・・・カミさんが担当。
俺がやるといつも「下手くそ!」と怒る。
だからやらない。

勝手に就寝。

 

Day 7 6月23日(金)有終の美・サイシュウビ

最後の朝、起床。
カーテンを開ける。

すると虹が見えた。

西側の空がどんより。

虹の出現条件「太陽を背中に」を満たす格好な状況。
しばらくすると雲が空を覆い、今旅、初の雨。

しかも大雨。

ビーチにいた人たちは一時避難。

(たいていの事ではハワイの人は雨宿りはしない)

服を着た観光客はビーチにあるポリス・ステーションの軒下に集まり雨宿り。

欧米の皆さんはきっとこんな時も

「ひどい雨ね〜〜」

と知らない人同士で会話して盛り上がるだろう。

 

ベランダから空を見上げるとまだしばらく雨は続きそうだ。

カラカウア通りも濡れて路面がいつもより黒ずんでいる。

いつもの明るく華やかなワイキキが一瞬変わって静まった感じがした。
部屋から荷物を下ろす。

持参のスーツケース2個。カメラケース1個。

そして土産を詰め込んだボストンバッグ2個。

相変わらずの量。

毎度だが異常とも思える量の荷物。

コーヒーや土産のお菓子類がどうしてもかさばる。

 

ポーターに頼めばいいのだろうけど、そこはケチって(笑)

自分たちでロビーまで。

チェックアウトして玄関へ。

タクシーを頼み積み込んで出発。

その頃にはいつものワイキキ、青空。

いつも混んでいるH1はもちろん今日も混雑しているのだが、それでもスムーズに車は進む。

約30分で到着。

カウンターへ。

恒例となっている日本航空ホノルル空港地上勤務の知り合いとご挨拶。

おそらく私の搭乗リストに

「担当スタッフは空港に来たら連絡を」

というリクエストが書かれているのでしょう。

こちらからお願いする前に本人が登場。

昨年の9月以来の再会となりました。
この女性とは今から10年ほど前にこのホノルル空港で出会いました。

チェックインをしていたら

「ヒロさんですか?」

と声をかけてくださり、

その後連絡を取るように。

札幌ご出身でこちらに住んで40年。

たまに帰った時に私の出演するテレビを見てくれていたということです。

それからというもの帰りに空港でチェックインの際に都合を合わせていただきお話をするだけでしたが、気がつけば10年近いおつきあいということになりました。

毎年わずか数10分ほどの対面ですが、こう言うおつきあいこそ大事にしていきたいですよね。


ただ、ひとつ残念なことが。

このお方、今年の9月をもって退社されることになったそう。

今アメリカやヨーロッパの先進国では退職年齢を引き上げるどころか、何と!廃止している国が多くなっているのです。
体が許す限り、「死ぬまで働ける」というのが最先端の考え方のよう。

しかし一方で働かなければいけない社会保証制度の不足を裏付けているのかもしれません。

とにかく働こうと思えば働けるのでしょうが、そこは航空業界。

地上勤務は荷物を持ったり、体力が必要です。

少しづつ負担が大きくなるし、年齢とともに以前はできたことが難しくなってくる・・

そこで決断されたそうです。
「(日本へ)戻るのですか?」との問いには「まだ決めていません」との事。

人生の大半をハワイの生活が占めてきて、グリーンカードを取得しており、今後の選択も簡単には決まらないのでしょうね。

~ Tips 5 〜

ハワイに住む。

ハワイは私にとっては天国そのもの。

いつかは住みたい・・・と夢見る場所です。しかし一方で長く勤めた仕事をやめて留まるか、日本へ戻るか考えている人もいます。
実際、私の知り合いで以前は仕事で住んでいたものの帰国し、
今は頻繁に足を運ぶものの「旅先」としてハワイに出向く人も多くいます。
アロハの精神に満ち溢れ、素晴らしい場所です。
しかし国が違い、習慣も違う場所であるのは間違いなく、必ずしも住みよい場所ではないのかもしれません。

 

お腹いっぱいにせずに、わずか一週間程度の旅を重ねるくらいが、腹八分で一番楽しめて、次回に期待ができるのかもしれません。

帰りの飛行機もフルフラットのらくらく移動。

映画は3本しっかり。

一睡もすることなく約8時間の旅を終え帰国。
帰りも名古屋経由。

乗り継ぎ時間はわずか1時間ちょっと。

ジェットスターの共同運行でほぼ満席。
広々としたビジネスシートが俺の人生でいつまでも続くわけではない。
そんなのはたまにある何かのご褒美程度。

気持ちもいつもの定位置「エコノミー」に戻さないと明日からやっていけない。
そう気持ちを入れ替えながら初夏の北海道へ帰るのであった。

To Be Continued... Next November ?

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