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Hawaii Diary in Nov.2006

ハワイとフレーバーコーヒーを愛する男のハワイ滞在記。

 

Day 1 11月5日(日)(日本時間)午前~プロローグ

「いよいよ出発!」と言う朝なのにゴルフに出かけようとしている自分がいる。
千歳出発は午後5時50分だから時間は十分にある。
しかし何かが起きてしまうのではないか?と言う不安はよぎる。
その何かはいつ何時どんな形で起きるのか?不安はあるが

ゴルフには行く。

午前7時過ぎにゴルフ場に向けて出発。
いつもの道中、青空が出ていたと言うのにポツポツとフロントガラスを濡らした。


「おっ、雨か・・・・」

昨日の天気予報も雨は無かった。今朝も朝一で見た空は青空。
この時期としては気温も高そう。
そんな中の雨なので天気雨だろうと気にしなかった。

午前8時過ぎプレー開始。
「これが今シーズン最後かも知れないね・・・」

と話しながら一番ホールの半ばまで歩いているとまた雨が降り始めた。
2番、3番と進むにつれ雨の勢いは増して行く。
しかし札幌方面は青空が見えており、反対側の恵庭方面も青空。
「次のホールでは晴れそうだね」

そんな言葉を交わしながら進んで行く。


ところがだ、
なぜか雨がやまない。
止まないどころか勢いがハンパじゃなくなって来た。
すぐに止むと思いながら始めたゴルフだったので、

レインコートはキャディバッグにしまったまま。
最初は水滴が着くくらいだった私の服もついにはしみ込みだした。
秋のゴルフではコーデュロイをはく事が多いのだが、

最初は気にしなかったものの

雨を吸い込み重くて歩けないほどに。


しかもその雨はとんでもない雷もつれて来た。
そこら中で

ピカッ!!ド~~ン!!

轟と雷鳴。
急激な雨量でゴルフ場のグリーンやフェアウェーも溢れ出し川の様に流れてる。
カッパと言うのは濡れる前に着てこそ効果があるものなので、濡れてしまった今さら着る気にもならない。
襟元や袖口からしみ込んだ雨が

重力と繊維の毛細管現象を引き起こして全身に染み渡り始める。
 

もはや「好きにして!」って感じに。
後ろの組からはリタイア組が多数出て、

途中でショートカットしてクラブハウスに戻り始める。
 

そりゃぁそうだ。
フェアウェーは水たまりだらけ。
雨で打ったボールはかすんで見えない。
クラブはグリップが滑って仕方が無い。
グリーンにのった所ですべて水たまりだからパットしてもボールがちっとも進まない。
やってもスコアーにならないし、

もはや、やる意味が無い。
あえて、やる意味をあげれば

「今日がシーズン最後かも知れない」

って事だけ。
 

そんな近年まれに見る、豪雨と雷の中前半9ホール回りきりクラブハウスへ戻った。
するとストーブを囲む様にして人だかり。

そのすべての人が

「ずぶ濡れ」。
精算して帰る人やレストランで完全に飲み会に転じた人などそれぞれ。

濡れネズミの自分たちも
このまま晴れても出るわけにも行かない状態で、
やむなくリタイアになった。


その後食事をして、風呂に入っている間も叩き付ける様な大雨と雷が鳴り響き

結局述べ約4時間以上もその状態が続いたようです。
(ちなみに同じ時間札幌は真っ青な青空が広がるピ~カン、恵庭方面も青空。)
つまり我々がいた北広島市大曲周辺だけ雲が停滞し、急激な気圧の変化をもたらし、
落雷を伴った雨を降らせ続けたようです。

(この異常気象は翌日のニュースにもなったくらい。)


あり得ないほどの運の無さ。
今シーズン最後のゴルフがハーフで終了。
そしてその後ハワイに向けて出発する

「このついていない男の運命は」

いかに!

 

Day 1 11月5日(日)(日本時間)午後~出発!

予定以上に早く帰宅。
出発の午後3時30分までは4時間ほどある。
出かけるのも怖いので家で準備。
と言ってもほとんど終わっていたのでテレビを見て過ごす。

 

千歳空港に向けて出発。
いつも以上に運転は慎重。

何かが起こりそうで
怖い。
自分で起こさないまでも巻き込まれるのも怖い。
無事いつもの駐車場へ入れて空港へ。
すぐにチェックイン。

 

今回は名古屋経由。
初の中部国際空港「セントレア」。

 

千歳で手続きの際にハワイ線の座席も確保。
今回もなんとか
非常口横の足を伸ばせる席を取れた。
ホッとする。
千歳から中部・セントレアまで1時間50分くらいだったろうか。
考えてみるとなんで、

「経由」と言って遠回りしないと行けないんだろうか?
地図で見ればわかるが、いったんに向かい、その後西へ向かう。
東京もそうだが、札幌へ
「寄って」ハワイへ向かってくれればこんな苦労しなくてすむ。
何とかならないのか?

名古屋線を使った理由は一つ。

待ち時間が短い。
成田だと約6時間の待ち時間があるが

(ハワイへの飛行時間分待つ事に)
名古屋はわずか2時間。
しかも初のセントレアをちょっと見学して、
「きしめん」か「味噌カツ」なんぞを食べていればあっという間に搭乗時間になる。
余談だが、搭乗待ち合い口はL字型に北と西に長く延びているが
、喫煙所はそれぞれに一カ所ずつしか無い。
通り過ぎると戻って吸うには覚悟が必要になるので注意。

15分前に搭乗。
足を伸ばしてのんびりだが、朝からの運のなさを引きずり、どこか不安が拭えない。


「何かが起きそうだ・・・」

「何か」って言ったって飛行機の場合はその「何か」が死に直結するだけにドキドキ。
あれこれ考えても始まらないので寝る事に。
私は自慢じゃないがどこでも寝られる。

のび太くん並み。
どんな姿勢だろうが平気。
ヘッドフォンしながら寝入り、機長のアナウンスが入ると起きる。
映画は「プラダを着た悪魔」。
アン・ハサウェー主演の娯楽もの。

あとはハワイ情報番組見ながら、また
睡眠。
夕食を食べて睡眠。
朝食食べてまた睡眠。
考えてみると朝ゴルフに行って帰って来てからもテレビ見ながら睡眠。
千歳~名古屋線でも睡眠。
起きているときは何か食べている。

・ ・・・・太るわな。

 

Day 1 11月5日(日)(ハワイ時間)午前 ~到着!

寝ぼけた状態でタイヤがこすれる音と衝撃を受けてハワイ・ホノルルエアポートに到着。
空港から出発のシャトルバスにてワイキキへ向かう。
その後ホテルへチェックイン・・・・

と行きたい所だがいつもここで困る。
アーリーチェックインとか出来れば良いのだが、そんな金を使う気にもなれないし、部屋掃除が終わって引き渡しされるまで待つ事に。
泊まる階が9階ならすぐに入れるが、

「高い階が良ければ待ってくれ」

と言われる。
せっかくだから
「待つ」と答えた。
どこかへ出かけて時間つぶししたいのだが、

何しろ 服装は札幌仕様。
ジーパンでは昼のハワイは暑い。
しかもスーツケースとかは預けてしまうので着替えが無い。
さらに疲労困憊でなかなか動く気にならないのが実情だ。
だからと言って部屋に入ってベッドに横たわってしまうのも問題。
そう、時差ボケがそこから始まってしまう。
結局、コーヒーショップ
”Kimo Beans” でコーヒーを飲み、

フロント横のベンチに座って時間つぶし。

P1000837.jpeg

 

その時間の長いし無駄な事。
3時間ほどもある。
ようやく時間になりフロントへ。

フロントの男が平気な顔してこう言う。


「6階の部屋です。」
・ ・・・・・?
『何ぬかしとんねん!!』
そっちが
「9階より高い部屋がいいなら3時間待て。」と言ったくせに、何で待ったあげく、階が下がっとんねん!!

と、「心の中」で大きく叫びながら
「違いますよ。何をおっしゃっているんですか?」

とカタコトで伝えたら

・・・・・・

「18階」になった。
 

『最初っから言えっちゅうねん!!どあほ!!』
今回も30階以上は達成ならず。
また来年に期待しよう。

部屋に入って、ようやくほぼ24時間ぶりにシャワーがあびられると喜んでいたら

スーツケースが届いてない!
フロントに聞いたら「多分まもなく入ります。」との返事。

着替えが無いからシャワーも浴びられない。
ベッドに横たわると・・・・また睡魔が!


『コンコン!』

ノックの音で目が覚めた。
スーツケースが到着・・・・・・って、

何で1時間以上経ってるんだよ!!
そば屋の出前じゃあるまいし、「まもなく入る」で1時間って・・・・
俺のスーツケースに乗ってどこ行って来た?

テッカテカの顔、汗でドロドロの体からの解放の時間がついにやってきました。

夕方5時過ぎ。
ようやく落ち着いた私はまずはアラモアナショッピングセンターへ。
買い物はあまり好きじゃない私もテレビでロケに出る様になり衣装が大変。
毎年この時に買いだめします。

その後、インターナショナルマーケットプレイスのプレートランチの店で前回のハワイで大絶賛のスパイシーポークを食べる。
相変わらず美味い!

お腹も満足した所でこの日記を書く事にしたのですがそこで何と事件発生!
パソコンの調子が悪い!!

HPを見られない!
メールの確認が出来ない!!

 

夜は11時過ぎに就寝。
長い1日目が終わろうとしている。

 

Day 2 11月6日(月)午前~のんびり。

日差しがまぶしくて起きた。
今日もいい天気。
初日からこんなに夜にぐっすり眠れたのはしばらくぶりだ。
いつも時差ボケが初日から始まる。


完全にひっくり返り、深夜になってごそごそ起きだすが、今回は快眠。
8時過ぎに散歩&朝食に出かける。

「ホテルの朝食食べ比べツアー」第2弾。
昨年はモアナ・サーフライダー、ロイヤルハワイアン、ニュー・オータニ、カハラ・マンダリンと周った。
今回の初日は
「Halekulani」 ”House Without A Key”。
ご存知日本人には一番なじみが少ないホテルと言えるハレクラニ。
その昔は日本人の団体客はいっさい入れていなかった事もある。
ピンクパレスやシェラトン、ヒルトン以上の風格がある高級感に満ちたホテル。

朝食はブッフェスタイル。
おすすめはオムレツ。
好きな物を入れてもらい食べる。
ゆっくりと朝の時間を過ごす。

 

ハレクラニ周辺は現在建物の工事中。
道路閉鎖などが多くて非常に入りづらい。
行った事が無い方はどうやって入れば良いかわからず断念する事になるかも。

注意が必要だ。

(2016年現在:工事は終了。「ビーチウォーク」として混雑しています。)

食事後しばらくホテル内を散策。
アメニティグッズ(タオル類)をお土産に買う人も多いらしい。
水色のオーキッド(ユリ)がかわいらしい。

P1000873.jpeg

 

その後、カラカウア通りをどこに寄るでもなくブラブラ散歩しながらホテルへ戻る。
昼を回っていた。

いつも無計画な私のハワイ旅。
今回も午後予定は特に無し。
そう言う時はプールへ。
日本で購入して来た東野圭吾 著の「手紙」を読む。
今回は3冊買って来た。
すべて読み切るつもりだ。
全428ページのこの本は夕暮れが迫る迄に読んでしまった。
映画はまだ見ていないが面白かった。
と、言うか切なかった。


なぜかハワイに切ない本を持って来て読むのが好きだ。
前回は重松清 著「その日のまえに」。

2日間プールサイドで泣き崩れた。


そして今回の「手紙」は最後に泣けた。
夕暮れが迫るワイキキのホテルのプールサイドで、
本を読んで泣いてるのは俺ぐらいなものだろう。

部屋に戻りシャワー後、着替えをして夕方の街に出発。
日が沈もうとしているワイキキの街の空は安藤広重の浮世絵の様な色合いだ。
青からオレンジ、オレンジから黒へのグラデーションは見事のひと言。
格好の被写体だ。

 

 

Day 2 11月6日(月)夕方~スーツケース購入の巻。

日が暮れて再びアラモアナショッピングセンターへ。
実は買おうと思っているものがある。


「スーツケース」だ。


毎年通常の4分の3ほどの大きさのサムソナイトのスーツケースとキャスター付きの2つで出かけるのだが、いつも帰りは土産などでギリギリだ。


下手すると入りきらず手荷物として土産は持って機内に。
サムソナイトは10年前にフロリダで荷物があふれて急遽買ったのだが、
その時に
なんでこんな

中途半端なサイズのスーツケースを買ったのか?

がわからない。
多分荷物がその大きさのもので足りたからだろうか。
その時はその時の事しか考えないから本当に頭が悪い。


あのとき普通のサイズのスーツケースを買っていれば困らなかった。
最近はテロ対策もあり空港でしょっちゅう開けられる。
そのため
びっくり箱状態 になるまで

(ふたを開けたら飛び出すほど)
荷物を入れると空港でしまらなくなる事も考えられる。
だから少し大きめのバッグを持って行った方が楽だ。

今回探していたのは
”RIMOWA”のキャスター付きスーツケース。
一番でかいタイプ。
先日、日本で調べると結構した。
それでハワイで安ければ買おうと思っていた。

アラモアナSCの中を行き先も無く歩いていると、ふとかばん屋さんがあった。
ウインドウの中をのぞくとなんとそこにはRIMOWAが数点陳列されていた。
しかも、
セール中だ。
RIMOWAが「買ってくれ!」と頼んでいるようだ。
店員さんと話しをした。
どうやら型オチらしい。
そのため約100ドルほど安くなっていた。
「今日は持って帰れない」と言うと
「あさってならホテルに運んであげる。」と言われた。
在庫は有る様なのであさって来る事を伝え、店をあとにした。

その後、地下のフードコートでパスタの夕食を食べ、トロリーでワイキキへ。
途中DFSに寄りお土産チェック。
これを最終日に残すと本当に辛い事になる。
そしてホテルに戻り、これを書いている。
時間は
・・・・現在0時39分。

 

昨晩が多分満月。
今日は少し右上が気にならない位に欠けてる。
いずれにせよ月が街を照らし明るい。
2日目の夜。

 

Day 3 11月7日(月)午前~アロハタワー散策。

目が覚めた。

突然の目覚め。

時計を見るとぴったり7時。

快適快適。

 

出かける準備。

場所はアロハタワー。

そこにあるマーケットプレイス。

 

「何で今更・・・」と言われそうだが、

実はアロハタワーに行くのは初めて。
ホテルを出発しバス停へ。
いわゆる市内循環バス『トロリー』は結構走っている。
利用旅行会社いかんではただでも乗れるし、
かかっても2ドル。

 

アロハタワーはややダウンタウン寄りに位置し、ちょっと遠い。
トロリーがすぐに来ると思っていたらこない。
1時間ほど待っただろうか。
結局来ないので(朝早すぎ?)
公共のバス(TheBUS)に乗る事に。
どこまで乗っても2ドルの便利なバス。
ところがハワイでもなるのね〜。
大混雑。
こんなに人が乗ってるバスにハワイで初めて乗った。ほとんど動けず。
我々のあとは完全満員で誰も乗れず、
ほぼノンストップでアラモアナへ
その後アロハタワーへ着。

 

 

アロハタワーはホノルル港に面している。
そこはショッピングモールを形成していて様々なショップやレストランが併設されている。
中にはここでしか買えないワイキキでは”Bad Ass”のコーヒー屋さんもある。

(2016年現在、確か閉店)
お土産や家に飾るフラドールの人形やランプスタンドを購入。

レストランの高級ロコモコを食べる。

 

ぶらっとしてTHE BUSでアラモアナに戻る。

アラモアナからはいつものトロリーでいったんホテルへ戻りプールサイドでくつろぐ。

 

本は2冊目。

ベストセラーの一冊、「日本人のジョーク集」。

様々な国のジョークの中で日本人を取り上げている物を紹介している。

なかなか笑える。読んでるうちに Zzzzzz・・

また寝てしまった!!

 

〜 Tips 1  〜

 

普段使っているトロリーに新発見。

なんと後ろにリフトが付いていた。

このリフトは車椅子の人がそのまま乗り込む事が出来る優れもの。

いつもはバカみたいに愛嬌振りまき騒いでいるドライバーがニコニコと笑顔で当たり前の様にそのリフトを巧みに使い高齢の女性を乗せていたのが微笑ましかった。ちなみにその後他のトロリーも確認したがすべての装備されていた。

ただの観光用のおもちゃ車かと思ったら大間違い福祉にも対応した車なのだ。

さらに言うと、公共のバス”TheBus"にも標準装備。

こちらは運転手の横の前側の入り口からスロープが電動で降りて来るスグレもの。

福祉先進社会ハワイ。

車椅子の方も安心してハワイは旅出来ると思います。

それにしても日本は本当に遅れている。

 

 

Day 3 11月7日(月)夕方~やはり事件発生!!

そんなこんなで日が暮れた。
通りを歩いていると女性が声をかけて来た。
ふと見るとレイコさんだった。
スタジオリムに勤務のレイコ。
ちょうど仕事先からスタジオに戻る所だった。
「後で行く。」と伝え別れた。

スタジオリムで改めて久しぶりの再会。
実はちょっと心配事があった。

泊まっているホテルが明日以降満室で
移動しなければならない。


準備が遅れてギリギリになった為仕方が無いのだが
明日以降の予約を自分で行った。
それが取れているか不安だったのだ。
と言うのも、普通HPなどで予約を入れると予約完了メールが後日来る。
しかし、予約を入れたのが出発の2日前。
しかも週末にかかり、返事を受け取る事が出来ない状態だった。
一応PCを持って来ているが
これまでの所インターネットに繋ぐ事が出来なかったのだ。

リムのスタジオならつなげるのでお願いした。
するとそこにはこんなメールが。

 

弊社では、日本ご出発前に、日本円にてお振込みまたはクレジットカード決済によりお支払いいただき、クーポンを現地へお持ちいただくシステムを取らせていただいております。その為、すでに日本ご出発済みのお客様の手配をお受けすることができません。お役に立てず、大変申し訳ございません。またの機会、ご予約をお待ち致しております。 

 

以上、取り急ぎご案内申し上げます。

 

全然 取り急いでない!!
と言う事で予約出来ておらず。
と言う事は

・・・・・・泊まる所無し。

そこでレイコにあちこち聞いてもらったが
時間が既に午後9時過ぎ。
ホテルの予約係が機能していない事から明日の朝再度確認してもらう事に。
やっぱり起きた!!

大事件!!
不安的中。

明日からの宿泊先が無い!
 

ひとまず移動するのは間違いないので、かばんに物を詰め込んでチェックアウトの準備。
最悪の状況の中、波の音がやけに耳につく。
3日目の夜。

 

Day 4 11月8日(火)午前~ついに移動。

ガバッと起きた。
時計を見ると
ぴったり7時を指している。
なんて目覚めがいいんだ。
日本では大好きなゴルフでも最近はこんなにスッキリ起きられない。
相当疲労もあった。
疲労と言えばこっちに来てからの毎日サンダルで歩きまくっていて、足に疲れが残る。
しかしそれよりもやはり心地良い。
だからぐっすり眠れ、目覚めもいいのだろう。

 

しかし昨日からの不安があって目覚めたのかも知れない。
今日からの宿泊先・・・・・
どこになるんだろう?
わかったら連絡するとは言われているが、いつわかるかもわからない。
チェックアウトは11時。
それまで気が気でならない。

 

一応朝食を食べに外に出た。
昨日はアロハタワーへ出かけたので今日は
ホテルの朝食シリーズ、2回目。
宿泊先の
”Hyatt Regency Waikiki Resort &Spa”の3階
『グリル』。
ここはブッフェが24ドル。
スターバックスのコーヒーが飲める。
あとはそれほどの事は無し。
ちなみに単品で頼んだパンケーキはなんと

6段!

 

6枚のパンケーキが高さ10センチくらいで乗ってる。
クリームとシロップをつけて食べる。
意外とイケた。
しかしあんな物食いきれるわけが無い。
アメリカ人の尋常じゃない太り方の一因はパンケーキにある。
食い過ぎだっつぅの。

少し気を紛らし、部屋に戻るとメッセージが入っていた。
ホテルがおさえられたらしい。
折り返しかけると若干今のホテルよりは高いがそこしか空いていないとの事。
もちろん了承し、さっそくチェックアウト。


土産やら自分の買い物でふくれあがったかばんをころころ転がしながら
2ブロックほど先のホテル、

『リゾートクエストワイキキビーチホテル』

へ移動。
 

ここは旧アストン系のホテル。
最近改装しきれいになった。

 

荷物だけ預けて散歩に。

今日はワイキキの中心部とは反対側へ。

と言ってもこのホテルが既にワイキキの一番東側(ダイアモンドヘッド側)に位置しているので、そこからカパフルアベニュー(動物園の横)を通って北上、ベイリーズと言うアンティークアロハシャツで有名な店までてくてく歩く。

 

〜 Tips 2 〜

行くと必ず購入しているアロハシャツ。

今回はまだ一枚も買っていない。

なかなか気に入った物が無い為だ。

私は古さなどにこだわらない。

安くても気に入れば買う。

年代物のプレミア感なども求めない。

デザインオンリー。

アロハシャツに求めるのは、貴重性より実用性だ。

安い物は20~30ドル位から高い物は1000ドル(12万円!)以上の物までいろいろ取り揃えるベイリーズ。

あまりにも多すぎて逆に選べない。

今後行く方には色くらい決めてから出かけてもらいたい。

でないと多分閉店時間までに決まらないだろう。

可愛い小物やグッズ類も豊富。

私は前日に引き続きフラガールの小型スタンドを購入。

 

Day 4 11月8日(水)午前~衣装。

ベイリーズで1時間ほど物色、
アロハシャツを3着とフラドールのスタンドを買った。
ベイリーズを出て、ホテル方面へ戻る。

日差しは今日も強い。
こっちに来てから毎日晴れている。
ただ若干昨日から風が強く吹き出した。
トレードウインドが強くなる時期だ。
この風の影響で飛行機は行きと帰りで3時間も違って来る。

まだ時刻は正午過ぎ。
部屋に入るには早いのでビーチサイドのベンチでしばし休憩。
日本の様なベトベト感が全く無いハワイ。
日差しの『圧力』みたいな物は感じるが
そこでじっとしていられなくなる様な不快感は全く無い。

 

街の中を行き交う人やビーチで遊ぶ人達をしばらく眺めたあとチェックイン。

ようやく新しい住居に入る。

前の部屋より狭いがビーチに面したオーシャンフロント。

 

景色は言う事無し。
ただホテル自体が完全禁煙。
煙草がいっさい吸えない。

フロントで告げられ承諾書を書かされた。
「違反したら罰金200ドル」。
ベランダもダメ。
本当に厳しい。
でも仕方が無い。
世の流れだ。

再び買い物へ出かける事に。
これまでと違ってずいぶん買い物に行っていると感じる人も多いだろうが間違いない。
言い訳するわけではないが
必要に迫られているところもある。
と言うのも「衣装」が必要なのだ。
テレビの番組に出ていて一番困るのは衣装。
スタジオに関してはスーツをスタイリストが出してくれるのだが、通常のロケに関しては自分の服を着る。
例えば一度ロケに着ていった服をたまたま2週間後のロケで着たとすると、見ている人は「2週間同じ服を来ている。」と思う物なのだ。
もちろん黒柳徹子さんじゃないから

「一度着た服は二度と着て出演しない」とか、

とんでもない事は言わないがそれでもバリエーションは必要。
国内では買い物をほとんどしない私は、このハワイでの買い物が年に一度の買い物なのだ。

ダウンタウンにあるヒロハッティに行き
(無料トロリーに乗ったらここまで連れてこられた!)
そのあと再びアラモアナSCへ。
2日前に話したRIMOWAのスーツケースを購入。あとで送ってもらう事に。

そして地下のフードモールで食事をして
(本当に食事はリーズナブル。と言うか無頓着なだけ)ホテルへ戻る。

 

部屋に戻ってからは日記を書き続けてる。
昨日は泊まるホテル探しで疲れて何も書けなかった。
たまった2日分を書いてる。
書きはじめて約2時間。
さすがに疲れた。
ひとまず大事を乗り越えた4日目の夜。

まだ何かあるって?
勘弁してくれ。

 

Day 4 11月8日(水)午前~「こぼれ話」。

RIMOWAのスーツケースを買った時の事。
 

悩みに悩んで購入したのは945ドルのトパーズ。それにベルト15ドルも購入。
計960ドル。
これに税金が加算される。
税金はハワイ州は
4.166%。
これを加算すると
支払い金額はなんと!


999.99。
999ドル99セント。
お~~ぞろ目!
『え~~っ!何か良い事あるかなぁ?(ワクワク)』
と店員さんに言うと、
「あるかもしれませんねぇ~(笑)」

そして、
ところで1000ドル越えたら

100ドル分の商品をサービスします。』

と言う。


『へっ?!』

たった1セント足りない。
そこでなぜかムキになった私。
「何か安い物探そう・・・・」
そこで圧縮袋を購入した。
12ドル。

これで商品の値段はトータルで972ドル。 税金を入れて1012ドル49セントに。

精算を終わらせた。

店員さん:
「それでは100ドル分の商品を差し上げます。」

店の中を再び物色。
TUMI社製のパソコン用キットセットがあった。
値段は100ドル。

「ラッキー!!ちょうどいい!」

『あ~~ようやく終わったぁ』
と喜んだのもつかの間、

 
「消費税が別にかかるので4ドル16セント頂きます。」

・・・・・・・・・汗。
・・・・そ、そうですよね。

100ドルに消費税で4ドル16セントね・・・・・

ホテルに帰り振り返った。
999ドル99セント買った時

『1セントあげるから1000ドルにしてください。』

と言えば良かった。

999ドル99セントは結局私にとってアンラッキーだったようだ。泣

 

 

Day 5 11月9日(木)~仲間との再会。

朝7時起床。

いつもと変わらず。

朝食はワイキキビーチホテルに付いてる無料ブッフェ。

ここはプールサイドに行きカードキーを見せる。

すると様々な朝食が用意されていて好きな物を好きなだけ部屋に常備されているクーラーボックスに入れて持ち運べと言う。

たいした物は無いのだがパンやベーグルサンド、おにぎりから、ミルク、みそ汁、コーヒーにフルーツまで一通りある。

 

そしてそこは無料の無線LANも繋げるエリアなのでパソコンをチェック。
久しぶりに日本の情報を入れる。
これまではテレビの日本チャンネルのニュースなどで必ずチェックしていたのだが
今回はまったくそう言う状況になく、
自分のパソコンが繋がって初めて情報を入れられる状態だった。

 

ファイターズがアジアシリーズでどうなのか?
ヒルマンの去就は?
北海道の竜巻の被害は?
様々なニュースが入って来て驚いた。
プールサイドで食事しながらメールチェック。
札幌はずいぶん寒いらしい。
会社の女性からもメールをもらっていた。
何だか嬉しいけど帰ってからの事もよぎりちょっと虚しさも。

朝食後、ビーチへ。

 

普段あんまり行かないビーチ。

私はとにかくハワイにっても海に入らない。

昔から実はそうだ。

学生の頃、札幌にいても毎日の様にドリームビーチに行ったくせに

海に入った事はほとんど無かった。

ハワイでも、いるのはプールばかり。

今回の旅でも初。

ホテルの正面にビーチがあるので行きやすいし、ここのプールは午前中には日が差さない。

だから仕方が無いと言うのもあった。

防波堤があって波が入ってこないエリア。

のんびりと寝転がる。

プールサイドが定番だがたまには気持ちがいい。

海水のせいか日差しが体に食い込む感覚はプールサイドと違う感じもする。

午後1時まで約2時間ほどいたであろうか。

その後以前の宿、ハイアットへ。

今日は”Islamd Breeze from Hawaii”の収録。

ノビー池田と久しぶりの再会。

恒例のゲスト出演で喋り倒し、新しいDJの柴田怜さんを唖然とさせた。

あきれかえった柴田さんを横目に放送後再び街へと出た。

あれこれ買い物を済まし、いったんホテルへ戻ったあと6時30分集合で食事に。

今回は1日違いでノースの開局以来の付き合いのスタッフ中村氏が来ている。

この日ようやく会い、ノビー達と一緒に食事に行く事に。

連れて行かれたのは "Side Street Inn"。

 

ロコが来る居酒屋みたいな所だが味には定評がある。
私も今回で3回目。
フライドポークがお勧めだ。
ハワイに来て初めて飲むアルコール。
ビールが旨い。
ちなみに海外で飲むビールはほとんどMiller Light。
日本では未発売。
非常に飲みやすい。
7人でワイワイしながらの楽しい食事。
あっという間に時間は過ぎた。

帰りノビーが「Walmartによっていいか?」と言うので快く了承した。
Walmartはでかいショッピングマーケット。
バカでかい店内には所狭しと商品が並べられている。
『集合時間は30分後』と言う事にしてそれぞれ別れた。
私はと言うとまずはアロハシャツ。
安くてデザインがいいシャツが豊富。
3着購入。
その後土産類とジップロックを購入した。
ジップロックは日本に比べて種類が豊富。
サイズや形などたくさんありハワイに来たら購入をお勧めする。

買い物終了後ワイキキに戻りホテルへ送ってもらい解散した。
中村氏は明日朝札幌に戻る。
これまで長期休暇は新婚旅行以来とっていない。
奥さんも久しぶりの夫婦旅行と言う事もあってずいぶん楽しんだようだった。
中村君はちょっと寂しそうな帰国前夜でもあった。

私はホテルにもどってから
パソコンに撮った写真のデータを移す作業をしながらウトウト・・・・

『もうダメだ・・・』

慣れないアルコールも手伝ってパソコンの電源を切った所で意識も切れた。

 

Day 6 11月10日(金)~ Go West。

目が覚めた。
カーテンの横から漏れる明るい日差しでだ。
時計を見ると7時30分。
やっぱりほぼ同じ時刻。
しかし何となく目覚めが悪い。
目は覚めたのだが体が起きない。
疲れて来ているのかも知れない。

「旅行に行って疲れて帰るのは日本人。」
短期間にせせこましく動き回る日本人を形容した言い方だが、今回は3日ずつでホテルが替わりどことなく慌ただしかったからいつになく疲れたのかも知れない。
8時過ぎまでベッドで動けないでいた。


なんとか起きて食事へ。
2階のプールサイドでブッフェ。
こちらのホテルは朝食付きなので
ホテルの朝食巡りの企画は次回まで一時中断した。

食事後、メールチェック。
2人からメールの返事が来ていた。

「早く帰ってこい。ロケです。」

と憂鬱にさせる言葉が。
しかしそうも言っていられない。
帰れば翌日から何も無かった様にいつもの生活が待っている。
社会復帰をスムースに行う方法は経験上いきなりトップギアに入れる事。
「最初のうちは少しずつ。」なんて悠長な事言ってたら時差ボケも取れないし、現実に戻れない。
いきなり残業覚悟で働くのが一番いい。

食事後、軽くビーチへ。
いられるのはせいぜい1時間。
今日はこのあと12時からノビーとレイコとドライブに行く。
毎回時間を作って付き合ってくれる彼ら。
今回のリクエストは「西海岸」。
何度も来ているハワイ、オアフ島だが実は「西」は初めて行く。
と言うのも、この西海岸は道路が寸断されていて、来た道を戻らないといけないのだ。
北側のノースショアや東のカネオヘは行ったあと周回出来るのだが、西だけは来た道を戻るだけ。
それがこれまでなかなか行く気になれなかった原因なのだ。


H1~Ko Olina を過ぎて西側に入る。
途中でLUNCH。
いろんな店があったが日本食の店に決定。 

『東京ヌードルハウス』。
ラーメン屋さん。
ものすごい安直な名前。
東京って付けば良いってもんじゃ無いと思うけど・・・・

調理をしているのはなぜか中国系。
中国系なのに日本の方が商売になるのかな?
で、注文はラーメンと餃子、チャーハン。

 

これが意外と旨い!
意外と言うか、かなり旨い。

ロコモコも食べたかった・・・・
でも入らなかった・・・・

 

まず向かったのはマカハビーチ。
実はこの名前に聞き覚えがある人もいるかも。
山下達郎のアルバム「come along」。
小林克也さんが曲間のDJを担当した不朽の名作だ。

その中(LOVE SPACE)で波の情報が入り
「サンセットビーチ15~35フィート、『マカハ』20~75フィート・・・」
と読み上げているのだ。

マカハを過ぎてしばらく車を走らせるとワイキキなどとはちょっと雰囲気が変わって来る。ノビーいわく、


「この辺りは閉鎖性が強く、部外者(あらゆる意味で)を受け付けない」
 

と言う事。
つまりバカ面して観光中の日本人に敵対心さえ持つ物もいると言う。 

確かに多種多様な人種が形成しているハワイだが、ここで見かけるのは圧倒的にポリネシアンやサモアンなどと言われる人達。
黄色系もいないし、白人系もほとんどいない。
また驚いた事に白砂のきれいな海岸にズラーーッと並ぶテント。
キャンプサイトだと思っていたら、

それはすべてホームレスの「家」なんだそう。
(ホームレスの家って・・・家が無いからホームレスなんだが・・・)
中には車に寝泊まりしている物もいるし(車はまったく動かないと思われる)

 

テントを繋いで拡張してそれなりの広さの家もあった。
それはそれはきれいなビーチなのだがそこに建つボロボロのテント群。
以前はこう言うホームレスがアラモアナビーチにも数百人いたそうだが
今は政府によって移動を命ぜられたそう。
ワイキキの中でもかなり出くわすが、暖かいだけに十分生きていけるのが逆に仇となっているのかも知れない。

ビーチ側にホームレスのテントの団地が並び、道路を挟んで一般の住宅が建ち並ぶ。
こんな事はおそらく日本ではあり得ない。
住民が気味悪がるし、おそらく行政側もイメージの悪さに早期撤去を求める事になるだろう。

 

不思議な事にハワイのホームレスには大学に通う人もいるらしい。
彼らにとっては生活の基盤となる「家」が第一ではなく
「学校」に行く事を選んだという「だけ」の事なんだとか。
個々のプライオリティの問題で話しが終わるらしい。
でも、ちょっとおかしくないか?

西海岸の終点は
Yokohama Beach。

 

なんで「ヨコハマ」なのかはわからないが「横浜」の事らしい。

この終点の海岸はちょっと手前までは白砂なのだがなぜかゴツゴツな「溶岩」。

数万年前の名残なのだろう。

底の薄い靴でも歩けない。

先が尖った状態の溶岩だ。

 

ちなみにそこから先は鳥獣保護区に指定されているので車では入れない。

ただ歩くルートはあるそうでそこを使えばノースショアに抜けられるそうだ。

あとは近くの山脈に米軍の管理地があり、その山を越えるルートもあるそう。

こちらは一般人立ち入り禁止になっていて侵入不可能。

つまりイングリッシュビーチから車を使ってハレイワに行くにはいったん西海岸を南下し、

島の中央部を縦断する83号を今度は北上するしか方法がないのだ。

歩けば2時間ほどで着くそうだが、車で行くとそれ以上かかる事になる。

それでも鳥の生息域を守る。

すごいもんだな。

 

Day 6 11月10日(金)~ Return to  Waikiki 。

と、言う事で帰りは同じ道を走るだけ。
ただ違ったのは帰りワイキキからのラッシュに出くわしたこと。
我々とは反対車線だが片道5車線のフリーウェイが大渋滞。
聞けば毎日の事なんだそう。
朝と夕方それぞれの車線が大渋滞。
そのためついに電車を走らせる事を議会は提案したそうだ。
ちなみんにハワイにはその昔「シュガートレイン」が走っていた。
いわゆる主産物の砂糖キビを運ぶための「サトウキビ列車」だ。
しかし産業が衰退し、鉄道も廃止になった経緯がある。
今日行ったヨコハマビーチの近くには

その数十年前に廃止になったシュガートレインの線路がまだそのまま残されていた。

サトウキビを運ぶ意味が失われた時
「人を乗せたらどうだろう?」とは考えなかったのだろうか?

 

 

夕方日が沈む前にホテルへ戻る。

最後の夕日は海ギリギリまで丸い太陽が見える最高のサンセット。

しばし眺め再び街へ繰り出した。

最後の仕上げのお土産を買いゆっくり街の中を散策しながらホテルへ。

途中面白い物を発見。

クロマキーを使ったビデオ撮影。

顔だけ部分的に取り、元々用意してあるダンサーの踊りに合成すると言う物。

これがなかなか面白い。

しかしアメリカ人だから見ている人も盛り上がるし、記念に買う人もいるのだが

日本人ならどうだろう?

人前で変な顔して25ドル払って作るかね?

周りの人も拍手喝采だったし私もものすごく楽しかったが

日本でウケるかどうかはわからない。

 

ホテルに戻りいよいよ荷作り。

ところがまたもや事件発生。

アロハタワーで購入したフラガールの人形が破損していた!

足下からボッキリ!

どうやらホテルの移動の際に壊したようだ。

カードで買ったが保険が利くかどうか?

日本に帰ってからとなるがちょっとがっかり。

交換してもらえなかったら

接着剤でつけるか。

 

さぁ明日はいよいよ帰国。

無事出国出来るのかな?

まだ何かあるのかね?

不安はつきない。

 

~ Tips 3 ~

Tattoo

ハワイでは『日本語』が大流行。

話す事では無く「文字」。

以前も書いたがそこかしこで漢字や日本語が使われている。

今回見た中で面白かったのはTシャツ。

男の子が着ていたTシャツの胸にはひらがなで

「うるさい」。

そして今日見た男の子がすごい。

書いてあるのは

「汚い」。

ビックリした。

しかも凝視するとその下には

「KITANAI」

とローマ字で書いてあったのだ。

どんな意味かを知って着ているのか?

まぁ、知っていたら着ないだろうな。

 

あとタトゥーではお尻の上に

「実」。

ちなみに女性だから彼氏の名前か?

意味があるとは思えない。

以前見たバーの店員さんの方に

『誠心誠意』。

ある女性の腕には

「誘惑」ならぬ

『惑誘』。

入れ墨ってこっちの人にとっては一体どういう意味があるんだろう?

あまりにもいい加減な漢字の羅列を平気で入れ墨でしてしまうのは

日本人には理解不能だ。

 

Day 7~8 11月11日(土)~帰国。

いよいよ帰国の日。
出発は昼過ぎ。
千歳直行の時と違い
今は早朝からホテルを出る必要が無くなった。


ゆっくり朝食をとる。
今日は海が見えるテーブルに座る。
ゆっくりとして時間が流れる。

「帰るんだなぁ・・・・」

と切なくなる。

9時過ぎに空港へ向かう。
前の日に乗り合いのワゴンを予約していた。
これで空港に行くと一人7ドル。
荷物を入れも2人で17ドル(チップ込み)ほどですむ。
タクシーに乗るとだいたい30ドルはかかるので安い。

空港に着いたのが2時間前。
帰りの飛行機に乗る日本人でごった返していた。
本当は少し早く行けば良い席を取れたのだろうが
2時間前だと普通の席しか無かった。
狭い思いしての帰りはやはりちょっと辛い。
ロビーなどで時間つぶしして搭乗口前で待機。
おそらく満席、かなりの人がそこにはいた。
座って待っていると、横にひげをはやしたおじさんが座った。
しばらくして私が持っているランプの傘を見て声をかけて来た。

「買ったの?壊れない?」
「これは壊れませんでしたが、もう一つのセトの人形は壊れました。」
「そうかぁ・・」

「どちらから?」って話しで
「札幌。」と答えると、
「おっ!私もだよ。・・・・・・・(凝視)

・・・・・・・ヒロさん!?」
「(げっ!)」
「テレビ見てるよ!」

まさかハワイのホノルル空港で
「テレビ見てるよ!」
と言われるとは。
ビックリした。

帰りの飛行機は成田行き。
行きは名古屋だった。
乗り継ぎまでの時間が2時間ほどで楽だった。
帰りは成田経由で千歳へ。
これだと同じく2時間ほどで乗り継げる。

しかもこの時期としては風があまり吹いていないらしく、
帰りの逆風も弱いらしい。
チケットに書かれている予定飛行時間より1時間ほど早く着く予想だ。
狭い席なだけに嬉しい。


機内では帰りは映画2本。
一本は「イルマーレ」。
韓国映画のリメイクらしい。
サンドラ・ブロックとキアヌ・リーブス主演。
なかなか面白かった。
ちょっとストーリーがわかったけど。

もう一本は「有頂天ホテル」。
これは既に見てたので半分寝ながら。

成田の上空に到達するがなかなか降りない。
ラッシュらしい。
着陸の順番を待っている。
今や空も渋滞する世の中だ。
旋回してる飛行機は何機あったのだろうか?
目が回りそうだ。

おかげで時間はほぼ予定通りに。
成田で一旦荷物を受け取り、国内線乗り継ぎ。
荷物を預けて搭乗まで1時間を切ってる。
時間は既に午後7時。
このままいくと千歳到着後食事が面倒だからと急いで食べる事に。

カレーを一気に口に入れてそのまま搭乗。
約1時間半で千歳着。
外は
キ~ンとくる寒さ。
車を取りに行くと路面が凍ってる。
夏タイヤで預けたので慎重に帰る事に。
言うまでもなく高速は夏タイヤの禁止。

 

36号線を走っていると恵庭で雪が降って来た! 
ドンドン積もる。
慎重に慎重に車を走らせるがズルズル滑る。
のろのろ運転で走って札幌へ入るが雪は降り続く。

家に着いたのは午後10時過ぎ。
飛行機の疲れもあったが、車の運転の方が疲れた。
寒さに一気に現実に戻った。

11月のハワイ旅行は帰国後の切り替えがしやすい。
一晩寝ると、またいつもの一週間が始まる。
ドシャ降りの雨の中出発した今回のハワイは
大雪の中帰って来た。

さぁ、また1年頑張るか。


To Be Continued... Next Year.

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