Hawaii Diary in Nov.2017
ビックリアイランド、ビッグアイランド。
Day 1 11月11日(土) 〜今年2度目の渡布。
「ステドラ!」終了後、名古屋に向けて出発。
乗り継ぎ時間がわずかに55分しかない。
そもそも予約時は乗り継ぎの時間がギリギリ1時間有り、乗り継ぎ時に何か問題が生じた場合は航空会社が負担してくれる規定内だったがその後フライト時間が変更になり55分となった。この場合、もし間に合わないと予約したこちら側の負担となる。
万が一天気などで遅れが生じたら「アウト」。いわゆる「ノーショウ」だ。
ノーショウとは・・・・
「座席の予約などを取っておきながら、その便の出発時刻に現れない客」のこと。
それだけじゃない。すべての旅程がパーになる可能性もあった。
しかしギリギリで航空会社より今回の乗り継ぎが正式に認められた。
と言っても千歳からの便が遅れればそこからすべての予定が狂うし、振替便がその日にはないため、その日のうちの乗り継ぎはできない。
つまり一日無駄になってしまう可能性も十分にあるのだ。
予感は的中。
千歳での出発が遅れた。
さらに「まもなく名古屋セントレア空港に着陸です。」と言うアナウンスの直後、あと数メートルで着陸!と言う瞬間に急上昇。
ぐるっと旋回して再び着陸という初めての経験をした。
何でも滑走路上に我々の前の飛行機がまだいて、その距離が近すぎるために管制塔から一旦回避の連絡が入ったらしい。
これでさらに5分以上の遅れが出て着陸。
そのため、飛行機を降りるとすぐにグランドホステス(GH)に呼び出されて早歩きで乗り継ぎの搭乗口に向かうことに。
途中イミグレーションを通過し、待ち時間なしでそのまま国際線に搭乗となった。
出発。
飛行時間は6時間台。
2時間弱の映画を3本と食事で寝ることなくあっという間にホノルル着。
入国手続きは大混雑で大変な目にあったが、完了後にハワイアン航空の国内線の乗り継ぎ「インターアイランド」の乗り場に。
いつもの作業なのでセルフチェックインの機械を操り搭乗手続きを行い、中へ。
ようやくここまできて何とか目的地に行ける余裕が出てくる。
何しろ過去には飛行機を早めてもらうためにカウンターに行って手続きしたら、違う島行きに勝手に変更されていたり(途中で気がついた)、アメリカ人の適当さに振り回されることしょっちゅう。
ちゃんと空港に行って間違いなき目的地のチケットを手に入れて飛行機に乗るまで安心が全くできないのだ。
2時間ほど待ち。さすがに眠くなりウトウト。
飛行機は 隣の島ハワイ島、別名『ビッグ・アイランド』へ。
~ Tips 1 ~
「渡布」って・・・
Day1 のサブタイトルを見て「なんのことだろう?」と感じませんでしたか?
11月11日(土)〜今年2度目の「渡布」。「とふ」ってなんだ?と言う方多いでしょう。実は渡布で「ハワイへ渡航」を意味します。アメリカへの渡航を「渡米」と書くのと同じです。ハワイというのは漢字で書くと「布哇」と書きます。今から100年前に移民として渡った日本人はみなさん「渡布」したのです。
ハワイコナ空港のレンタカーも事前予約。
カウンターに行くと名前の確認のみ。
(免許証すら確認しなかった)
「駐車場35番の車に乗ってってちょうだい」で完了。
鍵のついたその車に乗り込みホテルへ向かう。
そこから約30分。
とにかく空港の外に出たら交差点は一度のみ。
そこからほぼ一直線に北上したら一度だけ左に曲がって後は再び道なりでホテル着だ。
初の宿泊先
「マウナラニ・ベイ・ホテル&バンガローズ」。
~Tips 2 ~
Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows
コハラコーストに面した碧い海、青い空、そしてハワイ島特有の溶岩台地に囲まれたこのホテル。広大な敷地の中にホテル、バンガロー、別荘群、ゴルフ場などが全て揃っています。日本人の姿もあまり無く、子供連れの客もあまりいない。喧騒を離れ、朝は波の音や鳥のさえずりで起きることができるような素晴らしいホテルです。
到着は夕方。着いてまずは周辺の散策。
と言っても建物の高さがない代わりに敷面積の広いハワイ島特有のホテルの作りがあるので散策も簡単に全部は周れない。
敷地のすぐ横にショッピングセンターがあるのだが、そこに行くのもシャトルバスが出ている。
スーパーマーケットに行って夕食にスパむすびを買い、(レストランはあるのだが、予約もとっていない上にそういう気にもならず)ショッピングモールをぶらっと歩き部屋に戻る。
食事後ベッドへ潜り込む。
何時間振りかのまともな就寝。
午前4:55 一旦目が覚め時計を見てびっくりするが、そのまま再び目を瞑ると再び眠りについた。
Day 2 11月12日(日)〜トロトロ in ザーザー〜
目が覚めたのは午前9時。
ホテルは木製の引き戸がベランダの窓の内側についていて完全に日が入らない仕組み。
外の天気が全くわからない。
恐る恐る扉を開ける。
快晴。
食事をしにホテル内の「ベイテラス」へ。
スクランブルエッグ、ソーセージ、ポテト、トーストとコーヒーの定番の朝食。
ゆっくり食べて、周辺の散歩へ。
広大なホテルの中は歩きごたえがある。
ひとまず初めてのホテルなので海岸線を右側(北側)に歩いてみる。
海岸は綺麗な白砂というわけではない。
溶岩が波で削られて丸くなった黒浜が多い。
それほどビーチの奥行きもないが、そこに子供のウミガメが一頭昼寝していた。
~ Tips 3 ~
Mangoose
隣のホテルフェアモントオーキッドまで歩く。境界の小道でリスのような動物を発見。よく見たらマングースだった。もちろん外来種なのだが、ハワイではネズミの捕獲のためにその昔に導入されたらしい。
沖縄はハブの退治のため導入されてやはり全く捕食せず失敗に終わったという過去があるのだが、ハワイも同じくネズミ退治の役に立たず。繁殖だけ繰り返し、しかもハワイの固有種を絶滅の危機に追いやったらしい。生態系のことなど考えなかった大昔のことなので責められないのだが、マングースがいなければ、今、我々も簡単に目にすることができたハワイ固有種の動物が数多くいたのかもしれない。
昼前に集合場所へ移動。
今日は日本で予約していたオプションツアーの参加日。
「溶岩トロトロツアー」というツアーだ。
バスに乗り島をぐるっと回る。
いつもなら運転して走るが今回は送迎付き。
しかも日本人ガイドがいて話を聞きながらのツアー。
たまにはこういうのも悪くない。
サドルロードを通り島の真ん中を突き抜ける。
マウナケアとマウナロアの間を通る。
ここまでは天気も上々。
人見知りの日本人同士が乗る車内は静かでガイドの声だけが響きわたる。
ところが、島の反対側のヒロの街に入る頃には土砂降りの雨。
ヒロはもともと雨の多いところ。
私はこれまで数回行っているが、ヒロの街で雨に当たったことは一度もない。
同じ名前の私を歓迎してくれているのかと思っていたが、そうでは無かったようだ。
これまでの運を全て使い切ったかのような雨。
嫌な予感。
そこから暫く走ると「カラパナ」という街。
ご存知ハワイの伝説のバンドの名前にもなっているカラパナだ。
「カラパナの街」と言っても
・・・実はもう無い。
全てキラウエア山の噴火によって飲み込まれてしまったのだ。
一面「黒い石」に覆われてしまった。
「黒い石」。
つまり元は噴火によって流れ出た「溶岩」だ。
噴火口から四方八方に流れる溶岩はその時の気分次第であっちに行ったり、こっちに行ったり・・・
長い歴史の中で焼き尽くされては復興を繰り返して来たが、今はかろうじて道路だけが整地されて作られただけである。
ところがその溶岩しか無いカラパナに「火山観光の玄関口」として観光客が多くくることもあり、今ふたたび家が建ち始めているのだ。
と言っても整地されているわけではなく黒い石、つまりでこぼこの溶岩上に家が建てられている。
なんでも元々土地を所有していた人たちは土地を放棄もできない上に、固定資産税は毎年しっかり取られるそう。
面白くない元住民たちはそこに再び自分で家を建て始めているそう。
勿論インフラも全く無い。
水道は来ていないし(タンクを設置)、電気は太陽光発電。
きちんと区画整理がされているとも思えないのだが、一応「なんとなくこの辺が元建ってた家の辺り」程度の区分をしながら家を建てて住んでいるようだ。
そこの中に続く一本の整備された道。
どうやら終点は
「オーシャンエントリーが見えるところ」
らしいのだが・・・
オーシャンエントリーとは、
今も噴火が続くキラウエア山はマグマが地下を通って海に注いでいるのだが、その海へ注ぐ時、マグマが海水によって急激に冷やされるので常に水蒸気が上がる。
海に注がれる赤々としたマグマとモクモクとあがる水蒸気のこの不思議な光景を見る為に世界中から観光客が集まって来るのだ。
ヘリコプターで上空から見に行く事もできるが、より手軽に見られるのが地上からのツアーで、
その入口がこのカラパナなのです。
ところが、今は上空からも地上からも
オーシャンエントリーを見られなくなっているのだ。
(2017年11月12日現在)
というのも、急冷されたマグマは石になる。
するとそれはどんどん固まりながら積み上がっていき、やがて海への注ぎ口をふさいでしまうのだ。
見られないツアーをやるわけにはいかないので、新しくツアー会社が考え出したのが、海に向かってマグマが流れて行く途中で、地表に近い所で、かつ弱い部分からマグマが顔を出すところがある。
その部分を探しに行くツアー。
それが今回のツアー、
「溶岩トロトロツアー」
なのだ。
所要時間は行ってみないとわからない。
なにしろ何処からマグマが沸いてくるかわからないからだ。
ゴツゴツの溶岩台地を徒歩て進む。
片道45分くらいから1時間半くらい。
運が良ければ早く到着する。
この日は45分。
かなり早く到着。
次々と赤く流れるマグマが地表に現れる。
冷えて固まってはまた違うところからマグマが出てくる。
温度は800度から1000度!
触るどころか、近寄るだけで放熱量がすごい。
携帯で撮影をしていたら
「高温注意」
のサインが液晶に出たくらいだ。
到着してからずっと「どんよりとした曇り空」だったが、山の上の方で厚い雲の間から雷鳴と時々落雷が起きる。
雨が降り始めた。
急いで車に戻ることに。
とにかく一面の溶岩台地、ほかには何もないのだから避難するところもない。
ゴツゴツとして整地されていない溶岩だらけの道を土砂降りの雨の中とにかく戻る。
来たときと同じだけ時間はかかる。
45分かけて戻る。
乗ってきた車に戻る頃には全身ずぶ濡れ。
いくらハワイでもこれでは全く乾く様子なし。
シャツは脱いで用心で持ってきたスウェットシャツに着替える。
「行き」は交流のなかった他の夫婦の皆さんと少し打ち解けて話をしながら帰路につく。
横浜と大阪のご夫婦。
横浜の夫婦は旅慣れた感じ。世界中を旅していると話す、50〜60代くらいの御夫婦。
大阪の夫婦は新婚旅行。初のハワイでハワイ島へ。「また来たいです。」と言っていた。「大丈夫。きっと叶うよ。」と励まし別れた。
夜8時過ぎにホテル着。
ツアーでもらったサンドウィッチを食べずに部屋に持ってきた。
それを食べて疲れて就寝。
布団へ潜り込んだ。
滞在2日目終了。
Day 3 11月13日(月)〜 Southernmost All Stars
前の日はテレビ見ながらウトウト・・・
目が覚めたら午前2時半!
結局夜明けまであまり寝られず・・・
やはり少し時差ボケ気味か・・・
明るくなってようやく眠りにつき8時頃起床。
すぐに出掛ける準備をして出発。
前の日のうちに珍しく出掛けるコースは大体決めてある。
これまでは「どっち方面」くらいを決めて細かいところまで決めず出発することが多かったが、今日は行く店なども決めてみた。
ホテルを出てまずは島の一番の中心部カイルアコナへ。
朝食だ。
到着したのは10時35分。
その店の朝食メニューは10時30分まででメニューはランチ用に変更になってしまったばかりだった。
ハワイのレストランは朝が早く、6時台からやっているところも数多くある。
10時半といえば昼みたいなものだ。
私はまずはこっちにきて食べていないロコモコ、カミさんは何を食べても大抵食べきれないので 一番量の少ない「サイミンのSサイズ」にした。
出てきて唖然。
「サイミンのSサイズ」は、
日本の普通のラーメンのサイズ。
ロコモコはハンバーグのパテが2枚。
ご飯は 一体何合あるんだ?!
って量。
多分普通の日本のごはん茶碗の3〜4倍ある。
ここで食べすぎるとあとあと移動に響く・・・というか制限しなくても食べきれない。
若いときはこの量に驚かされながらも喜んでいたのだが、最近では本当に厳しくなってきた。
続いて出かけたのはコーヒー農園。
ご存知「コナ・コーヒー」の産地・ハワイ島。
コーヒーベルトと呼ばれる西海岸側にコーヒーショップと焙煎工場が建ち並ぶ。
その中でも有数の大きさなのが、
「UCCコーヒー農園」。
この農園は坂にコーヒー畑が広がっている。
一番高いところにショップなどがあり、そこから下っていくのだが、眼下には海が広がりとても美しい場所だ。
前回ハワイ島に来た時もこのコーヒーベルトをゆっくり回りたかったのだが、前回はこの周辺がずっと雨。
だから車を降りる観光地に関しては敬遠した。
しかしこのUCCコーヒー農園は島の中でも内陸の山の中腹にあり、高所にある。
天気がいいとキレイな景色が楽しめることを初めて知った。
~Tips 4 ~
Kimura Lauhala Shop
再び山を降り、メインの西側の通りに出る。
そして続いて出かけたのは「ホルアロア」という街の看板のすぐ近くにある店
「キムラ・ラウハラ・ショップ」。
ラウハラというのはハラの木の葉(ラウ)を使って編んで作る装飾品やかばんなどの店。一度来ておきたかった店の一つ。
100年以上、4代続くキムラさんが作るカバンなどは美しく、とても人気。
しかし何しろ手作業なのでなかなか手に入らない。偶然行ったタイミングで気に入ったものがあればいいのだが、サイズや形など様々で、しかも受注生産品も多く、なかなか商品棚に並ばないのが現状のようです。もし入って気に入ったものがありましたらマストバイです。価値があまりわからないカミさんは最初あまり買う事にのらなかったんですが最後には「買え!」と。笑
その他ラウでできたブレスレット、ピアスなど手頃なお値段で購入できます。ハワイのお土産に(自分用も含めて)おすすめ。
ホルアロアの町を出発。
小高い丘を下り、再び海岸に沿って走る11号を南下。
この島は道路が海岸線に沿ってはいるのだが海が見えない場所を通っている。
時には溶岩と溶岩の間をくりぬいたように走っていたり、樹木の生い茂った中だったり、遠くには海が所どころで眺められるものの、
基本的には西側ではドライブ中に南国らしい景色はあまり楽しめない。
11号を一番下(南)まで下がる。
11号の最南端の手前、ワイオヒヌ、ナアレフの街の少し手前で右折して再び南下する。うねった一本道が何処までも続く。島の先端(カラエ)にむかうのだ。
これまではなかなか見られなかった海がいきなり眼の前に180度以上に亘って広がる。
海と道路の間はこれまた広大な牧場が広がり、牛が数えきれないほどに飼われている。
青い空と緑の牧草、そして紺碧の海が果てしなくつづく。
大きな木やさえぎるものが何も無い島の先端。
まわりは太平洋の大海原と言うことはいつも強風が吹き荒れていて、樹木は一定の方向に傾いたまま成長している。
その風を利用している風力発電の巨大な風車が数機つらなって設置されている。
そこを突っ切って約20キロ近く走った所にあるのが「カラエ(サウスポイント)」。
ハワイ島の最南端の岬である。
容易に想像出来るだろうし、行ってみるとわかるが何も無い。
目立つ物は看板とウィンチのみ。話しによると「マグロ引き揚げ用」らしい。
ここから飛び込む若者が数多くいる。
一応飛び込み禁止の看板はあるのだが、そんなのお構いなし。
そして釣り人が数人。すぐ横にクルマを横付けしてサオを投げている。
ちなみに飛び込みと簡単にいうが、ここは断崖絶壁でその高さは・・・
約15メートル!
のぞくとかなりの高さに大抵はびびる。
何もないのだがかなりの観光客と釣りや飛び込みを愉しむロコで常に賑わっているところです。
但しこの地はそれだけでは無いのです。
この地はハワイの歴史を語る上で非常に重要な場所であるといわれています。
と言うのも西暦300年から700年くらい(大化の改新前後)にポリネシア人が船(カヌー)に乗って島に辿り着き、初めてこのハワイの地に上陸したのが「ここ」と言われているのです。彼らは島に辿り着き、乗ってきたカヌーを係留しました。
係留する為、岩に穴を開けたのですが、その穴が現在も残っているのです。
『カヌー・ムーリング・ホール』といいます。
またヘイアウ(古代ハワイアンの聖域)もあります。
そこから更に歩いて行くと断崖絶壁から下がって海岸に出ます。
但し、黒い尖った岩がそこら中にある海岸でとてもじゃないですが、泳げるような場所ではありません。
携帯のGPSで確認しながら辿り着いた先が・・・・
島の正真正銘の最南端です。
ちなみにココがとても大事な所でして、
「ハワイ島の最南端」
と言うことは
「ハワイ諸島の中で最南端!」
そして実は、
「アメリカ合衆国の中で最南端!!」
になるのです。
・・・・・なのに何も無し。
看板も石標も何もなし。
ただただ波がザッパ〜〜ンと打ち付けているだけ。
なにかもう少し感動を押し付けてみる気にはならないのかね?
ハワイアンよ、アメリカ人よ。
『アメリカの最南端』と言うものすごいキャッチフレーズをもっている場所なのに、あまりの何も無さに茫然とする。
そこから再びきた道を戻る。
日没までにホテルに戻りたい。
というのもハワイにきてからホテルで一度もサンセットを見ていないのだ。
明日はオアフ島に移動だ。
ホテルのビーチでサンセットを見るチャンスは今日しかない。
来た道を再び戻る。
この日は天気が良く、マウナケアなど山々が綺麗に見える。
山頂の天文台がくっきり見えている。
すでに西日になる中、クルマを走らせ何とかホテルに日が沈む数分前に到着。
車を置き、部屋に戻らずにプールサイドを横切り、ビーチでカメラセッティング。
ぎりぎりで間に合った。
日が沈んでその後もサンセットショーが続く。
完全に暗くなって部屋に戻り、近所のショッピングモールへお土産等の買い物。
炎まみれのポリネシアン・ダンスショーをやってた。
ホテルに戻って荷物をまとめて移動の準備。島をまたぐとコレがめんどくさい。
明日はいよいよオアフ島に移る。
就寝。
Day 4 11月14日 (火)〜 ついに憧れのホテルへ
ハワイ島最終日。
やり残しを減らすために早朝6時30分起床。
いつものことながら仕事では全く起きられない私がなぜ遊びだと早く起きられるのか?
ホテルの周辺散策に。
歴史のある遺跡を見て回り、隣接するゴルフ場を跨ぎ、ビーチを歩く。
広大なホテルの敷地を囲むように散策路が張り巡らされている。
知らぬ間に高級コンドミニアムの敷地内に侵入していたりするハプニングもありながらゆっくりと散歩。
チェックアウトし、ホテルを離れる。
マウナラニベイホテルは「次回もまた泊まりたい」と感じさせる、ゆっくりとくつろげる素晴らしいホテルでした。
空港へ。レンタカー返却は空港すぐ近く。
簡単な点検が終われば終了。
いままでに経験のないほど借りるのも返すのも早い。
非常に便利ハーツレンタカー
『Gold プラス・リワーズ』。
宣伝じゃないけど、今までいろんな島でいろんな会社のレンタカー借りてきて、こんなにラクな手続はなかった。入会は無料なので是非。
(ハーツレンタカーが無い島もあります)
空港へ。
相変わらず混雑の荷物検査だが想定内で中へ。
~ Tips 5 ~
Kona Int'l Airport
2016年にハワイアンが羽田〜ハワイ島コナ間を就航したのに続き、2017年から JAL が成田〜コナで路線を復活。
より便利になったが乗り入れる観光客が急増、空港も混雑が激しくなっています。
近年は島の人口も爆発的に増えていて、
島の混雑緩和の為、各地で道路の拡張工事が行われています。ハワイ島は少し住みづらい島に変貌しているのかも知れません。空港には余裕をもって出かけましょう。
フライトは約45分。
一路ホノルルへ。
ダニエルKイノウエ空港(ホノルル空港)着。
荷物を待っていると日本からやって来た友人が迎えに来てくれた。
ハワイ島に入った時に空港にいた友人は入れ違いでハワイ島からワイキキに。
この後は我々の帰国日の前日まで同行。
普段はタクシーでワイキキのホテルまで行くのだが今日は助かった。
まずは宿泊先まで送ってもらい、チェックイン
今回ハワイ渡航35年で初めて宿泊するホテル。
と言うか今まで泊まりたかったが一度も泊まれなかったホテルに滞在することに。
部屋に案内されて入り(ホテルのスタッフが同行する)、その後街へ繰り出す。
今日のワイキキはいい天気。
まずは最近再開発で注目されている「カカアコ」地区へ。
老朽化している建物の壁を使って絵が並んでいる。
巨大な壁画が町中に。
ポップな街に様変わり。
その壁画もそう遠くない未来、再開発でビルごと無くなるのだろうか。
特にこの周辺のビルのクラッシュ&ビルドが「雨後の筍」のように進んでいる。
昼ごはんはアラモアナにあるピザ屋さん。
行こうと思っていたピザ屋さんが思い出せず、仕方がなく、「ピザ屋」で検索して出てきたところへ。
アラモアナに出来たばかりの建物「サウスショアマーケット」に入っている店。
当然ピザ屋も新しいようだが、もともとはカウアイ島に40年近く前からあるピザ屋さんで、「ブリック・オーブン・ピザ」。
おそるおそる注文したのだが、コレが思いのほか美味かった!何でもカウアイ島のベストピザ賞を8年連続で受賞した店らしい。
とくにピザの生地がコレまでに食べた事のない味。それにしても最近のアラモアナの変わりようにも驚く。
~ Tips 6 ~
ハワイはバブル!?
ついにアラモアナショッピングセンターと隣接した高級コンドミニアム「パークレーン」も完売間近。高層コンドミニアムも次々と建っている。
そのほとんどが「億コンド」。とてもじゃないが手が出ない物件ばかり。
果たしてそれが妥当な金額なのかさっぱりわからないが、バンバン売れているらしい。なかには一棟すべての部屋が販売開始から29時間で売れたと言う話もある。いまハワイはバブルなのだ。
間違いない。
アラモアナパークから見たコンドミニアム群。その殆どが「億」で販売。
その後夕日を見にアラモアナパークへ。
少し肌寒い中、日没後までしばらくベンチに座り過ごす。
ホテルへ戻り、近所のコンビニABCストアで買い出し。
札幌出身の女性に声をかけられる。
動揺からかなり気のない返事をしたことを反省している。
またもや今日もレストランに行くことなく軽い食事のあと就寝。
Day 5 11月15日(水)〜 モヤモヤオプションツアー
一旦4時半に目がさめるが6時頃再び就寝。
以前ほどではないがやはり少し時差ボケ。
ワイキキ2日目。
午後からオプションツアーに参加するので午前中はゆっくり。
早めに起きてまずは朝食。
ホテルのレストランにて。
ホテルのレストランはビュッフェ。
1人36ドル。およそ4,000円!
たぶんホテルなんでイロイロ加算されるのだろうから、
朝ご飯1回で 夫婦で1万円。
ハワイのホテルの朝食はだいたいこんな感じ。
はっきり言って、とても高い。
私も30年前ならそうだったけど、ホテルで食事なんて絶対に無理。
と言うかそこにお金を使う事はまず考えなかったと思う。
昔以上に今はきびしいだろうなぁ。
今は至福のひと時。
ハワイに来た〜〜〜!って感じがする時間です。
食事のあと少し周辺の散策へ。
いつもと違うホテルに宿泊すると意外な発見がある。
何度も歩いた事のある通りでも歩く時間が違うので少し景色が違うのだ。
オプショナルツアーの集合場所に向かう。
時間になり友達もやってきてバスで出発。
『天国の海ツアー』。
「サンドバー」という干潮時にできる浅瀬を楽しむツアーだ。
タイミングがドンピシャハマると浅瀬どころか、完全に砂浜が海の真ん中に出来上がり、テーブルを置いて食事もできる。
カネオヘの港まで車で行き、そこから船で数十分。
時より日が差すとエメラルドグリーンというか
入浴剤のような綺麗なグリーンの海が広がる。
少し離れたところで色が変わり、浅瀬らしきものが見える。
これは素晴らしい!期待が膨らむ。
しかし・・・・
この日の天気はその後アツ〜〜い雲が広がり、晴れることはなく・・・。
強い風が沖から吹き続け、も〜寒い。
そして砂浜、サンドバーはその日の満ち引きの関係で結局ずっと腰くらいの深さ・・・
全く浅瀬など無く。
シュノーケリングも濁っていて何も見えず。
しかも強い潮の流れに引っ張られ・・・
辛い・・・・泣
結局なんだかわからないツアーでがっかり。
ただし、ウミガメが船に近づきじゃれてくる。
予想もしない近距離で写真が撮ることができたことが唯一の良かったことだろうか。
~ Tips 7 ~
サンドバーのオプション予約に関して
今後参加することを考えている方はまずは様々なツアー業者があるのでその選択をしっかりしたほうが良さそうです。ツアー会社によって行ける場所が違うようです。そして自分のハワイに行く日程の中でカネオヘ周辺の潮の満ち干きのデータを事前に見て予約を取った方がいいです。必ずしも砂が顔を出すとは限らないどころか、満潮時に被ると立つ事さえ出来ない潮位になります。
それでも船は何の説明も無しで出港。
http://tides.mobilegeographics.com/locations/3854.html
私が行ったこの日は水深1〜1.5ft。これでは全くみなさんがイメージしている「サンドバー」にはお目にかかれません。もっとも天気が良ければそれでもシュノーケリングやカメとの戯れもできるのでそれなりの満足感はあるかもしれませんが・・・
行き帰りのシャトルバスの隣に座った夫婦が実は札幌から新婚旅行ということで、一気に話が盛り上がる。
友達カップルと6人でその日の夜は食事に行くことに。
一旦ホテルに戻ったあとに再び待ち合わせし、中華の人気店「フックユエン」にて夕食。
その後みんなでドンキホーテでお土産を買い、それぞれのホテルへ戻る。新婚さんと友人達はあしたは帰国の途。少し寂しくなる。
就寝。
Day 6 11月16日(木)〜 「チップ」一考察。
実はハワイに来てからと言うもの、毎日4時半に目が覚めている。
それでも頑張って目を瞑っているとなんとか朝までにはもう一度眠りについていた。
でも、この日は何となく起きてみた。
新しく購入したカメラのセッティングで少し不安なことがあったので説明書を読み返しながら調整していたら6時になってしまった。
朝は少し早く起きようと計画するものの、結局は深い二度寝で10時に起こされる。
カミさんが部屋で色々やっていたものの全く気づかずに熟睡したらしい。
じつはあまり疲れが取れない旅だ。
そもそもハワイ島とオアフ島の2つもオプションツアーを入れたのが間違いだったか。
今まであまりこう言うオプションに参加したことがないのだが、新しい被写体探しには「自分の知らない世界を見るのが一番」と思い、カウアイ島ナパリコーストの前々回のヘリ、前回の観光船と相次いで参加している。
しかし実はそのオプションツアーの天気にことごとく恵まれないのだ。
そのため撮りたいキレイな写真がまったく撮れていない。
昨日もそうだ。
どんよりの上に強風。
カメがいたからいいが、ほとんど収穫が無い。
やはり、ハワイは青空が広がらないとシャッターを押す気にならない。
時間と金がかかってるんだが、費用対効果の悪い旅行が最近続いているような気がする。
・・・・グチっぽいな。
街に出てみることに。
部屋を出ようとしたら廊下に人影が。
するとその人影が、
「ヒロさん?⁉︎」
・・・昨日の人だった。
あのホテルに近いABC STOREで声をかけていただいた女性は実は、
同じホテルの、
同じフロアの、
隣の隣の部屋だった。
こんな偶然あるものか?
1時間ほどしてハワイ在住のDJ仲間の寛子さんに連絡すると「今日はスタジオにいる」とのこと。
行ってみる。
収録に少しまた飛び入り参加するが、うまく話が噛み合わない。
しかも、いろんな客人がひっきりなしにスタジオに遊びに来て、その都度紹介されたりではっきり言ってグチャグチャだ。
遊びに来ていた客の一人と話をしていたら、
ハワイ在住26年と言う女性が、なんと江別市出身。聞けば、
「大麻(おおあさ)」だという。
『こんなことってあるのか?』
と言う偶然が重なる。
昨日の女性もしかり。
最近にわか運命論者になっている私はその運命を大事にすることにしている。
こう言う出会いなどは何か「縁」・「お導き」を感じるのだ。
大事にしたいと思う。
スタジオを離れる。
ひとまずこの日初のご飯に。
以前に寛子さんに連れていかれたとある店 へ。
『パンケーキ』が有名な店。
(あっ、”Eggs'n・・” ではありません。)
ハンバーガーとパンケーキを頼む。
それにしても近年のハワイの食は高い。
高すぎる。
ふつうに10ドルオーバー。
パンケーキですら10ドル以上。
請求書見ると2人で40ドル近い。
美味しいのは美味しいんだけどね。
さらに「チップの目安」みたいなのが書かれているのだが、
ここの店は
「20%だといくら、22%がいくら」
と書いてある。
普通は15%〜20% だろ?
なんでそんなにチップが高い?
ちょっと「カチーン」ときた。
~ Tips 8 ~
Gratuity
チェックして持ってくる請求書に「チップいくら」と書かれることは、ハッキリ言って良くあること。これはチップ文化に順応しない日本人も悪い。チップ計算に慣れていない日本人の為に「このくらいですよ」と伝える目安でもある。しかしその場合でも普通は15%・18%・20% 換算で表示する事が多い。
それが「22%だといくら」と書き込むのはどうだろう?ビックリ。
あくまでも「サービスの対価」なので「何もされていない」と感じるのであれば「払う必要はない」と言われるが、それだと「この客、チップ忘れやがった」と思われるのも嫌なので、サービスに文句がある時は最低限のチップを私は払うようにしている。(その場合でも10%くらい)労働者にとっては生活にかかわる大事な賃金。簡単に「あっ、忘れた」ではすまないので注意が必要です。
"Gratuity" とはチップの事。
このレシート、改めて計算見直すと20%も22%も何に対してなのか、計算が全く合わない。私はおよそ50ドルに対しておよそ15%で58ドル置いてきたが、どうにも腑に落ちないレシートである。
一旦ホテルに戻り、その後アラモアナSCへ。
特に予定がなくても行けば何か買い物してしまうアラモアナ。
いつもはクレジットカード会社提携ののトロリーに乗って出かけていたが、今回はJALの提携カード”JALOALO” というカードを事前に頼んだ。
旅行期間中のみ有効のカードで様々な特典があるのだ。
(詳しくはHPなどでお確かめください)
そのカードを持っているとJALPAK提携のトロリーにタダで乗ることができる。
何がいいかというと利用者があまり多くないためガラガラなのだ。
しかも便数は結構あり、割とすぐにやってくる
誰でも手に入れることができるカードではないのだが、コレがあるとハワイ島とワイキキの滞在はより便利になるのでリピーターの方は覚えておいた方がよさそうです。
今回は宿泊先を変えた。
帰りもトランプタワーの近くで降りるのでアラモアナSCからは本当に近い。
その後は一旦ホテルに戻り、街をブラブラ。
最近は「少し治安が悪くなった」という噂も聞くようになったワイキキ。
社会情勢が目まぐるしく変わる中で、ハワイも高層ビルが「雨後のタケノコ」のようにどんどん建っている。
どこもかしこも工事中。
クレーンが空を飛び回っている。
以前建物があった場所は更地になって一瞬空が広く開けるが、あっという間にさらに高い建物が立ち今まで以上に空が狭くなっていく。
アラモアナやカカアコは数年で「摩天楼」の世界に様変わりしているかもしれない。
どこも軒並み「億ション」でそれがバンバン売れているという。
しばらくはバブルが続きそうだ。
一方で、ワイキキでホームレスがやたらに目につくようになってきた。
これまでは正直言って「臭いものにふた」状態だったハワイのホームレスはワイキキから追いやられていたと聞く。
しかしどういう事情か随分とワイキキの中心部に増えてきた。
元からいた人なのか、新たにホームレスになったのか?
増えたとしたらアメリカにおける格差がより激しくなっと言えるのかもしれない。
ホテルに戻りテレビを見ながらウトウト・・・
就寝。
Day 7〜8 11月17日(金)〜 最終日
起床は6時半。
飛行機の時間は昼。
最後の日はホテルの朝食ブッフェを食べることにしていたので7時の開店後、すぐにテーブルに着いた。
早起きの客が多いハワイだが、まだ人はそれほどいない。
だから待つことなく希望の席に座れた。
ワイキキに入って次の日の最初の朝食もここで食べているのだが、一人36ドルというのはやはり高い!二人で72ドル。それにさらに税金サービス料そしてチップを入れると・・・・日本円で二人で9000円だ。いつからこんな金額になってしまったんだろう?
カネの話ばかりで申し訳ないが、ここ数年で物価がほんとうに高くなった。
食事後、少しホテルの中をなごり惜しむかのように周り、海岸沿いのホテルを縫うようにして歩く。
部屋に戻り最後の片付け。
荷物は前の日に収納したが今回もやはり大幅に増えた荷物に驚かされる。
スーツケース2個。
簡易のボストンバッグ2個。
カメラケース。
機内持ち込みバッグ2個・・・・
どうやって持って帰るんだ?!
預け荷物の合計が何と60キロだった!笑
搭乗時間は12時5分。
少し余裕を持って9時に出る。
空港まで渋滞も予想される。
しかしスムースに到着。
タクシー代は40ドル+チップ。
カウンターもガラガラ。
・・・・・・税関検査は・・・・・・
スムースに通過・・・・・・・えっ?!
すっげ〜〜〜時間余る。
空港内店をくまなく歩き、ラウンジで過ごす。
JL793便、定刻通りに搭乗、出発。
帰りは約9時間のフライト。
映画を3本と少しの睡眠であっという間に名古屋着。
ここでいつものようにスーツケース2個と、ボストンバッグ2個は宅配にお願いする。
家に着くのは2日後の月曜日なので時間は少しかかるのだが、ほぼ手ぶらで楽に帰ることができる。
というか、手荷物も含めて6個の荷物を持って帰るのは無理。
クレジット会社の会員だと格安なので利用しない手はない。
(以前にも記述したが格安。JAL ABCカウンターで)
その後乗り換えて新千歳へ。
預け荷物はないのでまっすぐJRに乗り換え。
これまで大変に不満だった飛行機降りてからJRへのアクセスがかなり良くなった。
今までは重い荷物を持って一つしかないエレベーターに乗って地下のJRの改札の前に降りていた。
これだと混雑の時にものすごい待たされたのだが、動く歩道が設置された。
しかもこの歩道は到着ロビーの横から出て最後に通常のエスカレーターのように下り、JR改札と同じフロアまで降りるのだ。
あとひとつお願いしたいのはJRの改札入ってからのさらにもうひとつ下(ホーム)へのエレベーターの増設だ。
1機だけしかないエレベータは端に設置されていて、多くの客と荷物を収容できない。
エスカレータで無理して降りて転倒事故等が起きないように早期の設置をお願いしたい。
札幌駅に着くと雪が積もっていた。
少し前に横殴りの雪が降ったようだ。
壁に雪がへばりついてる。
11月18日。
少し、いや、かなり早すぎる積雪。
明日が休みでよかった。
・・・ちなみに予定していたゴルフはキャンセル。
当たり前か。
追記:
Day 9 11月19日(日)〜次の日
朝起きたのは6時半。少し時差ボケか。まあ健康的と言っていいくらいの時間。せっかく眼が覚めたのだからとベッドから出てカーテンを開けてびっくり。
一面の銀世界。
7時過ぎに散歩がてらスタバに。この日の離着陸に影響は出なかったようだが、1日早く帰ってきてよかった。早朝から多くの人が雪かきに追われていた。
気温差30度。
北海道は長く辛い、冬に突入だ。
今年は雪が多いのだろうか。
そんな予感。
さぁ、次はどの島に行こう。