Hawaii Diary in Oct.2011
激走ハナ・ハイウェイの旅。 <東マウイ編>
Day 1 Before Departure 温泉旅館・花マウイ
再びハワイへの旅に出発だ。今回のハワイはマウイ島へ。
実はマウイ島は初めてハワイに行った時、
1981年(昭和61年)以来になる。
当時は高校1年生。
親父の勤めていた会社が景気がよく、
特別表彰だかでハワイ旅行招待となった。
私はそれほど行きたかった訳ではなく、
(どちらかと言うと部活を休んでいく事に抵抗があった)
年齢的にも「親と一緒に旅行」なんて恥ずかしくて、どちらかと言うと「嫌々」だった。
(今考えるとただで連れて行ってもらえるのに、文句は無いのだが。)
だから、実はあんまりいい思い出がない。
宿泊先はマウイとオアフ(ワイキキ)で、どちらもハイアット・リージェンシーだったこと。
常夏なのに
「野球部だから肘を冷やしてはいけない」と、サポーターをし続けていたこと。
そんな事くらいしか覚えていない。
数年前からのネイバーアイランド・シリーズ。
カウアイ島、ハワイ島に続いて、
マウイ島が今回の旅行の舞台だ。
準備に取りかかる。
諸々のチケット予約だ。
我が家ではハワイ旅行に関しては暗黙の了解で、私がすべての予約を執り行う。
まずは航空チケット。
これはマイレージの特典航空券を利用。
4万マイル×2名で8万マイルが必要だが、
普段からクレジットカードでコマメに買い物をしていたりすると案外すぐに貯まる。
現金で支払ってもカードで支払っても同じ金額なら絶対にお得。
そしてインターアイランド(隣島へ)の予約。
前回、ハワイ島へはハワイアン航空を使用したので、今回は新しい航空会社 "Mesa"を利用する事にした。
インターネットで予約完了。
往復で一人137ドル。日本円で1万円弱。(安っ)
宿泊先は、ワイキキは常宿 "Hyatt Regency Waikiki Resort & Spa"。
そしてマウイ島は "Hana Maui" にした。
理由は、かみさんが昨年ハワイ在住の友人である、ラジオ番組制作会社スタジオ・リムの DJ・レイコから何気なく言われた一言が決め手だった。
「マウイに行くならぜひ『ハナマウイ』に泊まると良いよ。」
「ハナマウイ? 花マウイ? 鼻マウイ??・・・・温泉旅館か?」
それくらいにしか私は聞いていなかったが、
うちのかみさんはそれからと言うもの、
「絶対に『花マウイ』に泊まる!!」
と決めていたらしい。
レイコに連絡すると、
「それはいい!『1泊だけでも』した方がいい!」と、念を押された。
なんで1泊だけなのか? そんな疑問も持ちつつ、ネットで調べてみた。
1泊だけの理由・・・・・・
わかった。
27haの広大な敷地があるにもかかわらず、
客室が全部で69室しか無い。
そのほとんどが「コテージ」なのだ。
なんだか良くわからないがゴージャス。
ちなみに「ハナ・マウイ」のハナは街の名前らしい。現在は運営会社が変わったのか、
"Travaasa Hana" (トラバーサ・ハナ)
と、名前が変わっている。
ハワイまで行ってちょこちょこ宿泊先を帰るのも面倒だし、
「じゃあマウイは全泊ハナマウイにしよう」ってことに。
・・・・・・これが大変な事になる事も、
このときはもちろん全く気がついていない。
そして、他の島では絶対に必需品。
これが無いと移動出来ないレンタカーの予約。
昨年に続き、ダラーレンタカーを日本で予約。
すべての予約が完了。
私の手元には
JAL、
MESA、
ダラーレンタカー、
「豪華温泉・華マウイ」
のEチケットのプリントアウトした紙ペラが数枚。
毎回思うがこの紙で本当に行けるんだろうか?
不安がつきまとう。
便利なようで、チープすぎて心許ない。
一応、準備完了。
出発を待つ。
Day 1 10月8日(土)(日本時間) Flight From Haneda.
今年の旅で大きく変わった事がある。
それは羽田便での出発だ。
羽田の国際化に伴い、ハワイ航路が復活。
それも深夜便が登場し、土曜日の番組終了後に向かう事が可能になった。
午後5時に番組が終わって、急いで家に戻り、荷物を車に積み、かみさんも積み込み、出発。
いつものエアポートパーキングに車を預け、空港着が午後6時半過ぎ。
チェックインして、軽い食事をとり、搭乗手続きを済ませると、無駄な時間はほとんど無いままに、8時の飛行機に乗り込んだ。
残念だったのは、千歳でハワイ線の座席指定も出来るのだが、いつもの指定席、「非常口前」をおさえる事が出来なかった。
これまでの成田線であれば問題なく取れたのだが、今回取れなかったのは羽田線が混んでいるからなのか、いつもよりもカウンターに行く時間が遅過ぎたのか。
羽田には定刻通り9時40分着。
そこから今度は国際線乗り換え。
初めての経験で、しかも時間にあまり余裕が無いのでドキドキ。
実は不安で焦りながら一旦、第1ターミナルの外に出ると、既に来ていた巡回の無料バスに乗り、国際ターミナルへ。
約5分くらいだろうか。
既に手続きは終了しているし、荷物も千歳で乗り継ぎで預けているので身軽。
サインボードの表示通り3階まで行き、そのまま税関を通り、あっという間に搭乗待合室へ。
結果的には、かなりスムーズ。
以前の羽田~成田の超めんどくさいバス移動も無いし、千歳~成田の少ない便数争奪戦も過去の事。
しかも以前には最長6時間もあった乗り継ぎ待ちも、今回はたったの1時間15分。
千歳直行があった頃がもちろん一番便利だったが、土曜日に出発し、1泊増やせて乗り継ぎのロスが解消された事は北海道から行く人にとってかなり嬉しい。
午後10時55分 JL080 ホノルルへ向け出発。
Day 1 10月8日(土)(ハワイ時間) ハワイ到着。
JL080 ホノルル行き。
機内は満員、大混雑。
ワイルドマックスの新作を見たあと、"Cars 2" を見ていたら急激に睡魔。目が覚めたあとに "Pirates of Caribean " の新作を途中まで見てたら「まもなく到着」のアナウンス。
最近の飛行機は映画が見放題なので、本当にあっという間に着いてしまう。
ハワイ時間 11月8日(土)午前11時前、ホノルル・インターナショナル空港到着。
荷物を持って、今度はインターアイランドの乗り場へ。
ハワイアン航空は比較的近くにカウンターと乗り場があったが、メサは後発の会社なので、かなり離れた所にカウンターを置いている。
重い荷物をゴロゴロ引っ張りながら外をしばらく歩き、2,3人に場所を聞き、ようやくたどり着いた。
Mesa Airline 1016便 マウイ島カフルイ空港行き、定刻より若干遅れて出発。
ホノルルのあるオアフ島を出てラナイ島の上空を飛び、左手にはモロカイ島が見える。
マウイはひょうたんを横にした形で「くびれ」がある。
西マウイの南側を通り、
丁度くびれを縦断するようにカフルイ空港に滑り込む。
飛行時間は約30分。
あっと言う間のフライト。
チェックインバッゲージを受け取るためにコンベアの前でしばらく待っていたが、
さっぱり出てこない。
コンベアの上にあるモニターには便名が書かれているのを確認しているのだが、私の荷物は出てこない。
すると、かみさんが隣のレーンへ。
あった。
なぜか隣のコンベアをグルグル回っていた。
さすがハワイ・・・・適当・・・・
いい加減・・・・。
いきなり洗礼を受ける。
すぐにレンタカー会社で車を借りて出発!
車を軽快に走らせる・・・・・・って、
まずどこへ?・・・いつもそう。
ひとまず何となくの方角で車を走らせる。
(私もそう言う意味では「適当」、「いい加減」のハワイアン並み?)
前の車の同じに走ったら”COSTCO”駐車場に入ってしまった!
その後は持ち前の「適当力」(嗅覚とも言う)でなぜか目標の36号へ。
あとは初めての地でも、地図はいらない。
なぜかと言うと、海岸に沿って一本道を、ただ、ただ、東へ進むだけ。
道に迷う事は無さそうなのだが、実は一つ大きな問題がある。
宿泊先の「トラバーサ・ハナ」はマウイの最東端にある。
そこまでの通称「ハナ・ハイウェイ」は、比類無き「悪路」として知られているらしいのだ。
密林地帯(高温多雨地域にある)のうっそうと生い茂ったジャングルの中、切り立った崖に道が作られていて、地形に沿って無理矢理造った道は入り組んでいて起伏に富み、
さらに急カーブの連続。その数600。
問題なのはその道の狭さ。
どちらかが一旦停止しないと通れない 一方通行の橋が50も架けられていて、その都度停止するため距離にするとわずか80キロほどだが2時間半はかかると言う。
しかも事前に調べたホームページによると、「自信の無い人は行くのはやめよう。」とか、「明かりが全く無いので、夜走る事は自殺行為」とか恐ろしい事ばかり書いてある。
カフルイを出てすぐに”Paia”と言う街を通過。
ここはサーファーなどでにぎわう街らしく寄りたい所だが、ここまでで既にヘロヘロな上に、どんな危険が待ち受けているのかさっぱりわからないと言う中、街になんか寄って遊んでいる余裕は無い。
可愛らしい町だったが一気に通過。
その後あっという間に道が細くなり、ついに、
「恐怖のハナ・ハイウェイ」へ突入。
初めての経験だ。
自分で運転しながら、
・・・酔った。
神経をすり減らした感じ。
約2時間30分、途中、時より雨の降る中、無事完走。
「ハナ・マウイ」こと「トラバーサ・ハナ」に午後5時すぎに到着。
チェックイン。
若干の説明を聞いたあと、ゴルフ場のカートに荷物ごと乗せられる。
フロントから海に向かってカートを走らせる。
周りにはコテージがポツンポツンと建っている。
Room #401。
宿泊するコテージに到着。
ドアを開けたら驚いた。
通常のホテルの部屋の倍近くはあるだろうか、
贅沢な作り。
フロントの説明によるとこのホテルは "No Tipping" だと言う。
実際ポーターさんに差し出すと「結構です。」と本当に断られてしまった。
アメリカでこんな事は初の体験。
そして室内のコーヒーやその他の飲み物や食べ物類もすべてタダ。
「欲しければ、何度でも申しつけください」とのこと。
家を出てから何時間経ったのだろう?
ようやくほっと一息。
ベッドに横たわる。
いつもならホノルルに早朝に着き、寝ぼけたまま昼頃には部屋で熟睡し、時差ボケ・・・
しかし昼ホノルルに着、その後マウイへ移動。
さらに3時間弱のワインディングロード・・
疲労困憊の夕方にホテル着。
機内の仮眠のみなので、もう少し我慢すれば時差ボケにならない。
夕食の食べられるレストランは全部で3カ所。
散歩がてら出かける。
私はマウイブリューイング(マウイの地ビール)のライトビールに、ニューヨークカットステーキを注文。
久しぶりのアメリカサイズのステーキを堪能。
400g位はあったろうか。
最近は胃が小さくなったのか、本当にたくさんの量を食べられなくなった。
食事後、歩いて部屋に戻る。
かなり満月に近くなっていて月の光が明るく、
電灯はほぼ無いが、うっすらと見渡せるほど。
静かだ。
レストランも数組の客しかいなかったし、
歩いて帰るときも、宿泊客には全く会わず。
日本人はほぼ皆無。
マウイ島に入ってから一度も会っていない。
車の通る音も聞こえない。
部屋にはテレビもラジオもついていない。
聞こえるのは波の音だけ。
ちなみに時計も無い。
腕時計をしていなかったら、何時なのかわからない。
深夜。
時より強く降る雨がコテージの屋根をたたきつけていた。
何度か起こされたが、やがて意識が遠のいた。
Day 1 ; 総走行距離 96キロ (カフルイ空港からハナまで)
Day 2 10月9日(日) The Bitter Truth of Hana〜1
6時起床。
日の出の時間は午前6時17分。
ちなみに日の入りは午後6時5分。
常夏の島ハワイは、昼の時間が特に長いイメージを持つ人もいるかもしれないが、実は違う。
緯度が高いほど夏の日照時間は延び、冬に短くなる。
ハワイは一年を通して昼と夜の時間はほぼ半分ずつ。
つまり午前6時過ぎに日が上がれば、午後6時過ぎに日が沈む。
太陽は東から昇る。(当たり前だが)
つまり島の東の端にあり、東に向いて作られたホテルは、真正面に海から日が昇る所を楽しめるのだ。
ワイキキは海に沈むサンセットを楽しむことが出来るが、当然のことながら海から日は昇らない。
いつもダイアモンドヘッドを越えて上がってくる。
目をこすりながらカーテンを開け、窓の外を見るが雲が厚い。昨晩の雨の影響がまだあるようだ。明るくはなっているが、ご来光を拝めそうにない。
残念。
明日に期待しよう。
再びベッドへ戻り、まどろむ。
目が覚めたのは約2時間後だった。
シャワー浴び、朝食へ。
昨晩と同じレストラン。
実はこのホテルは朝食がセットになっている。
私はパンケーキ、かみさんはオムレツ。
パンケーキは案の定3枚!!
マカダミアナッツとバナナが載っていて、
ココナッツ・シロップとハチミツが付く。
フルーツにパパイヤ。
その後、敷地内散策へ。
広大な敷地の庭は様々な花が咲き、実がなる。
ジンジャー、プルメリア、アフリカンチューリップ、苦いが妙薬でもあるノニの実、パンの実、そしてヤシの実・・・
どれもハワイでは見慣れたものではあるが、
ハワイに必要不可欠な脇役だ。
部屋に戻り「本日の計画」を練る。
出発前にマウイの旅は、2回に分けることを既に決めている。
前回のハワイ島もそうだったが、無理して制覇を急ぐと日程が厳しくなる。
さらにマウイ島は実は『道路網』があまり良くない。
大きく分けると、西と東に別れるマウイ島。
リゾート開発が進むのは西マウイ。
西海岸に巨大な高級リゾート施設が林立していて、そこをベースに観光して回る人が最も多い。
くびれのある中央部は空港があるカフルイをはじめとして比較的古い街が多く、コンドミニアムなどを利用する人が宿泊する。
そして東マウイ。
標高3000メートルを越えるハレアカラ山を囲むようにぐるっと道が走るのだが、北部のハナまでの道は前述の通り。
往復するだけで5時間以上。
ハナから南下し、島の南を西に走るルートは途中に危険区域があり、レンタカーでの通行禁止になっている。
つまり、ハレアカラ山の周りは道はあるが一周出来ないことになっている。
・・・・・レンタカーの通行禁止区域を通れば話は別だが。
何を言いたいかと言うと、ハナをベースにしたことで、どうしてもあのハナハイウェイを往復しなければいけない事にようやく気がついたのだ。
と、なると・・・・どこに行くにもハナハイウェイの5時間を考慮して、さらに、精神的な疲労も加味する必要性がある。
そう、トラバーサハナは、完全滞在型のホテル施設で、むやみに外に出られない 「軟禁施設」なのだ。
笑、泣。
ひとまず、西マウイは次回にしたが、問題は今回、ここから「どうやって?」、「どこに行くべきなのか?」。
近場の観光地を調べてみると、南下すればそれなりに楽しめる所はあることがわかった。
日系さんが営業する店やビーチや滝もある。
それから、あの大西洋横断のチャールズ・リンドバーグが終の住処とし、その後、おさめられたお墓と教会があるらしい。
「今日はこの辺りを見て周り、あとはホテルでゆっくりしよう」
そう決めて、昼前に車で出発。
しかし、これがとんでもない事になるのである。
Day 2 10月9日(日)The Bitter Truth of Hana ~ 2
ドライブに出発。
まずは360号を時計回りに進む。
ホテルを出てすぐにあるのが ”Hasegawa General Store”。
1910年創業の100年の歴史を持つ店。
ハナの街は日系の人によって開拓された街。
食料、日用品など様々なものが売られていて、町の人にとって大事な店だ。
ハワイではこういう雑貨屋さんも、なぜかオリジナルのTシャツや、最近ではエコバッグなどを販売している。 お土産にぴったりだ。
その後、海側の横道へはいると “Koiki Beach Park” が現れる。
正面にはアラウ・アイランドと言う小さな島が見える。
週末と言う事もあり、家族連れなどが海水浴やキャンプに来ていた。
さらに車を進めると “Hamoa Beach” へ。
全米の美しいビーチにも選ばれた事もあるハモア。
しばらくその美しさに魅了される。
島を時計回りに進む。
道は再びハナハイウェイのように狭くなってくる。
時より一方通行の道も出てくる。
そんな中現れるのが “Wailua Falls” 。
多くの人が車を止めて写真を撮っている。
次の目的地はオへオの滝。
たくさんの池が海に向かって並んでいて、それぞれを滝がつないでいる。
ハレアカラ国立公園の中にあり、約800メートルのトレイルを歩くと見えてくる。
そして本日の最終地点が太平洋横断のチャールズ・リンドバーグの眠るパラパラホオマウ教会。
ココを過ぎるとレンタカー会社の規制があり悪路で通行禁止になる。
教会に地図を見ながら向かうが、それほど遠くないはずなのに見つからない。
そのうち舗装の道が砂利道になった。
!?
これってひょっとしてその先のレンタカー禁止区域?
「いや、まさか、違うよなぁ・・・」自分にいい聞かせながら先を進む。
しかし、道はどんどん狭くなり、しかも、道路はどんどん状態がひどくなっていく。
前方には数台の車が走っている。
観光用の大型のワゴンもあるので、進む事に心配は無さそうだが、道の状態がひどい。
う~~む、やはり・・ひょっとしたら・・・
入っちゃった?
海岸線の崖の上を走り続ける。
それでも島を時計回りに走る限りは逆回りより楽だ。
と言うのも、右車線を走るので常に内陸側を走る事になる。
そのため身の危険を感じる崖側は走らなくて済む。
しかし、既にレンタカー走行禁止区域には入っているので、何かあっても保険が利かず、故障や事故も自己責任となるのだ。
緊張感のあるカーブと起伏の連続。
対向車がくれば、停止しながらゆっくりと歩みを続ける。
その後見えて来たのは「カウポストア」。
このレンタカー禁止区域の唯一のお店とガイドブックに記されている。
・・・完全に禁止区域に入ったようだ・・・
ハッキリ言って途中でUターンする所なんて無いし、もしあっても、逆回りで今来たあの恐ろしい道を引き返す気にはならない。
その時、気持ちは決まった。
「一周しよう。」
こうして一周100マイルの道の、まだ4分の1ほども走っていないのに、引き返す選択ではなく残り75マイル近くを走る事を選んだのである。
ハレアカラの南側を走り抜ける。
〜 Tips 1 〜
この島はハワイ島と同じで、
大きな山が島のそれぞれの方角で様々な気候環境を作り出している。
宿泊しているハナのある北東~東側は山に向かって湿った空気が流れ込み、
熱帯多雨地域。
ジャングルのような密林地帯が多い。
バケツをひっくり返したような雨が突然降ってくる。
一方、山を越えた南側は極端な乾燥地域になっている。
そのためカサカサの低い、水気の無い植物が茶色く生えている。
この地域は人はほとんど住んでいない。
山の西側に入るにつれ、植物が再び蒼さを取り戻し始め、
緑が多くなるとともに住宅が急激に増え始める。
山の西側に入るとマウイ島の「くびれ」が見えてくる。
そして裾野には街が広がる。
くびれの横に島が見える。
「ラナイ島」だ。
ルックアウトがあったが止まってはいられない。
とにかく西側を一気に北上し、再びハナハイウェイに入らないといけない。
前の日に走った恐怖のハナハイウェイ。
2時間半、約50マイル、カーブ数600、一方通行の橋50以上の
ハナハイウェイだ。
ハナハイウェイは街灯が無い。
つまり日が沈むと真っ暗闇の中、迷路を走る事になる。
「自殺行為」と言う人もいる。
それだけは避けたい。
北上を続け、ようやく36号に入ったのは夕方5時。日没は6時10分。
計算上は・・・・・アウトだ。笑
出来るだけ急ぐ。
木々が深く生い茂る峠の奥深くは、ただでさえ暗くなるのは早い。
東側はハレアカラの山に遮られて日没時間は早く暗くなる。
焦る。
結果はと言うと、前の日に一度走っているせいか思ったより早くハナにたどり着く。
日没は過ぎていたが、それでも前日よりも30分以上早くホテルに戻る事が出来た。
Day2:総走行距離160キロ
約100マイル、160キロの西マウイ一周の旅が終わった。
かみさんは前の日に続いて車酔いでダウンした。
夜食は近くにあるハナランチレストランで。
食べる頃には再び雨が降り出した。
「もう少しで満月だろう」と言う月も、雲の合間で現れたり消えたり。
明日は日の出が拝めるだろうか?
帰ると疲労で即就寝。
Day 3 10月10日(月) Sunrise at 6:17am
午前6時起床。
朝陽を見るために。
ハナマウイは毎日、
日の出時間と日の入り時間が書かれた紙が、部屋に届く。
この日の日の出は6時17分。
水平線に雲はない。
数分前からコテージのデッキで待つ。
既に明るくなっているものの、まだ太陽の姿は無い。
その時だ。
まさに「ぽんッ!」と言う音でもしたかのように、水平線からオレンジ色の光が顔を出す。
その後はぐんぐんとその光は大きくなり、あっという間に太陽のすべてが水平線の上に出た。
一日の始まりだ。
言葉が無い、静寂の時間。
その後、朝食、周辺の散策へ。
昼頃まで歩き回り、その後車に乗って移動。
ガソリンを給油し出発。
ところでこのガソリン、日本では問題ないのだがアメリカでは困った事が。
今回レンタカーは満タン返しをしなくても良い。だから給油の必要がなければ必要な分だけ乗って、返せば良い。
ところが距離を乗れば、当然給油が必要になる。しかし、満タンにすればあまるからもったいない。では「どれくらい入れればいいのか?」
これが全く見当がつかないのだ。
最低でもリッター5キロとしても、30リットル給油で150キロは走る事が出来る。
ところがアメリカは「ガロン」なのだ。
1ガロンって何リットル?
ガソリンを入れながら、どれだけ入っているのかさっぱりわからない。
金額が40ドルに達した時に一応給油をやめてみた。
支払い後エンジンをかけたら、タンク半分ほど給油されていた。
予想より少し入れすぎたようだ。
ヤード、インチ、ポンド、ガロン、マイル
いい加減にアメリカも意地を張らずに世界基準に変えて欲しいものだ。
ハナハイウェイを少し戻る。
黒砂海岸へ。
”Waianapanapa State Park”
と言う、絶対に覚えられない名前。
その後、道沿いに店が建ち並ぶ所へ立ち寄る。
かみさんが買い物している間、近くで花の写真を撮っていたら、虫に刺される。
それも10カ所以上。
ポリポリかきながら車を運転、ホテルに戻る頃には再び雨が降り出した。
ハセガワジェネラルストアに寄る時には雨がやみ、海の上に虹がかかっていた。
食事は再びハナランチレストランへ。
コテージまで歩いていると再び雨が降り出し、着くと同時に激しく雨が屋根を叩き付けた。
先ほどまで見えていた「ほとんど満月」はこの雨では隠れただろうか。
今日はホテルからあんまり動かなかった。
こんな一日が無いと、とてもじゃないけど疲れてしまう。
本当はそんな一日を過ごすために、きっとハナマウイは存在するんだろうと思う。
疲労と少し飲んだビールのせいで、部屋に戻るとすぐベッドに潜り込み、
落ちた。
Day 4 10月11日(火)I Survived The Road To Hana
午前6時起床。
ハナで見る最後の朝陽。
水平線に雲があるものの、ご来光を拝む。
7時、朝食も摂らずに出発。
約2時間半のハナハイウェイ。
今度は初めて、逆方向に走り、カフルイに向けて移動。
さすがに逆とはいえ、二度走っているので順調に進む。
(結局、かみさんは4日で3日車に酔った。)
これがハナハイウェイ。
写真を撮る余裕など無ほどの曲がりくねった道。
途中、カフルイの手前にある街”Paia”を散策。
その後、空港へ。
空港内では久しぶりのスターバックス。
とにかくハナは何も無い街。
マックも無いし、スタバも無い。
それが良い所でもあるのだろうが。
時間つぶしに空港内の店を見ていたら土産物屋で、
“I Survived The Road to Hana.”
(俺はハナから、生きて帰ったぞ!)
と、書かれたTシャツが売られていた。
ハナハイウェイの恐ろしさを表現したTシャツ。
帰って来ていろんなホームページを見たが、このキャッチフレーズはかなり有名らしく、
いろんなTシャツに使われているようだ。
『おれなんて、3回も走ったんだぞ!!』
と、心の中で叫んだ。
飛行機は定刻通り出発。
向かって左手にはラナイ島、右手にはモロカイ島が見える。
どちらもまだ行っていないが、次には行きたい島。ほとんど人の手が入っていなくて、大半が未開地の様。
いつ行く事になるのだろうか?
Day 4 10月11日(火) Another side of Waikiki
約30分ほどのフライトで、ホノルル空港着。
今回は往復137ドルだから片道68ドル50セント。1ドル80円で片道5,300円くらいか。
安い。
空港からはタクシーでワイキキへ。
42ドル(15%チップ込み)。
時間は午後1時。
チェックインしようと思ったが「3時。」と言われ、荷物だけ預けて、街へ散歩に。
日本からだと同じ時刻に到着しても、機内が寒いから北海道使用のまま。
だからハワイに着いてからも、チェックインまで長袖、長ズボンだから外に出るのが苦痛だが、マウイからは30分なので、機内も薄着で我慢出来る。
あらかじめ軽装。
腹が減ったので、お得意のランチプレートの店『チョイズキッチン』へ。
韓国系の人(多分チョイさん)が経営している。
ここのランチプレートは本当にワイキキ滞在中はかかせない。
スパイシーポークとキムチなど総菜が4品選べて10ドルしない。
そのすべてが美味い。
とにかくキムチは絶品。
100ドル出して豪華なステーキもいいが、ランチプレートをホテルに持ち帰り、
食べる日があっても悪くない。
アップル創始者スティーブ・ジョブスが先日亡くなった。
ワイキキのアップルストアには花が手向けられていた。
合掌。
若干の時間つぶしが終わり、
4時前にフロントへ行くがなかなかキーが出てこない。
どうやら「オーバーブッキング」をしたようだ。
結局、予定の海側の部屋ではなく、山側の部屋に今日だけ通された。
そのかわり、100ドル返金してくれる事になった。
しかも部屋に入ると、なにやら壁の向こうから「すごい音」がする。
最初は昼間なので工事中か?と思ったが、
(リノベーション中と言う事は聞いていた)
ふと考えると壁の向こうはエレベーター。
どうやら、隣のエレベーターの音だったのだ。
結局、深夜まで鳴り止まなかった。
スタジオリム(ラジオの放送局のスタジオ)に行き、レイコに挨拶。
秘境の地「ハナ」のハナシにハナが咲く。笑
その後、日も暮れ再び街へ。
日が暮れると写真も撮れないし、食事するか買い物。
〜 Tips 2 〜
街には、新しい店もたくさん登場している。
それだけ、この一年で店が変わったと言う事でもある。
今、勝ち組なのはムートンブーツでおなじみの”UGG”。(2010年参照)
実は昨年秋オープンしたのだが、今も大混雑。
入場制限が設けられるほど。
日本に比べるとかなり安いらしく、1万円台でも購入出来る。
これ目当てでやってくる若い女性も多い。
一日中、朝から晩まで人が途切れる事は無く、一体一日何足売れているのかわからない程。
今月は「ピンクリボン月間」と言う事で、
リボンマーク入り、ピンクのブーツまで登場していた。
(そう言えばアウトドアメーカー、サングラスで知られるオークリーでは女性用のサングラスでピンクリボンのマークが入ったサングラスやTシャツなども発売していた)
そしてもう一つは ”Tory Berch”。
DFSギャラリア(免税店内)にショップがオープンし、ここも女性でごった返している。
ヒールの無い、ぺったんこ靴を中心にサンダルやバッグも販売。
ぺったんこ靴は200ドル弱なので、だいたい16,000円位。
(このとき1ドル ≒ 80円くらい)
こちらも、飛ぶように売れていた。
ロイヤルハワイアンショッピングセンター内に新店舗もまもなくオープンするようだ。
(改装中だった。)
流行にうるさい日本人、これまでも数多くの店がワイキキに出店し、ひっそりと去っていった。
日本人のハワイでの購買意欲は景気に左右されていないようにも見えるがやはり観光客数は増えてはいないらしい。
そして、嵐のようなブームのあとやってくる、恐ろしいほどの時代遅れ感。
来年は何が流行り、どんな店が知らぬ間に消えているのだろう?
ちなみに昼飯のチョイズ・キッチンで、あまりの美味しさにかみさんの分まで横取りして食べてしまい空腹にならず。
夕食はハワイのコンビ二『ABCストア』でスパムむすび(スパムとご飯のおむすび)1個。
1ドル79セント。(約140円)
これがまた美味いのよ。
スパム恐るべし。
明日は少し遠くまでハワイの伝統的おやつを食べに朝から出かける予定。
夜、久しぶりにテレビを見た。
(ハナのコテージにはテレビが無かった)
日本の番組も流れていて、しばらくぶりに日本のニュースを見る。
トップは小沢元幹事長退院のニュース。
今の私にはどうでもいい。
こっちへ来てから一度もネットも見ていない。
ファイターズは一体どうなんだろう?!
外は「ほぼ」満月。
エレベーターが、ゴーゴー・・と、音を立てて行ったり来たりしている。
寝られるか?
Day 5 10月12日(水) 『レナード』の朝。
朝7時起床。
ネタ。
ぐっすり寝た。
エレベーターの音など全く気にならない。
健康的な毎日。
ウオッシュレットが無いのが海外の欠点だが、「お通じ」もいい。
今回の旅の中では比較的にゆっくりしたスタートの一日。
そして特に予定を立てていない一日でもある。
朝はまず、
”Marasada” を食べに、“Leonard’s” へ。
カピオラ二公園の端を抜けて、レインボードライブインもさらに越えると、店がある。
セイフウェーの向かいで、朝などに散歩がてら行くのにちょうどいい距離だ。
(実際、午前7時頃行くと長蛇の列で驚かされる。)
マラサダはポルトガルのおやつらしいが、50年以上前にハワイの移民のレナーズさんが始めて、大ヒット。
“Kapahulu” に店を構える。
早い話が「ドーナツ」なのだが、注文すると出来立てを出してくれる。
味もいいのだが、ピンクの箱がかわいい。
そして "Leonard's" の文字のロゴがいい。
かみさん1個、私がプレーンとクリーム入りを1個ずつの計3個では箱でもらえなかった。
あとで聞いた所、最低6個買わないと、もらえないらしい。
でもモチモチしていて普通のドーナツとは一線を画し、甘さも控え目で砂糖はまぶしてあるが、いくらでも食べられそう。
今度は「箱」をもらえるように注文しよう。
(ちなみにほとんどのロコは箱での持ち帰りだ。)
1個90セント。クリーム入りは1ドル15セント。
Safewayに少し立ち寄る。
フルーツや野菜が山積みで、しかも妙にきれいに並べてある。
再びワイキキに向けて戻る。
カラカウア通りでホテルとは反対側に左折し、公園内を散策。
前にも話したが、午前中でないと撮れない写真がある。
太陽が南中する前はダイアモンドヘッド側(陸側)から太陽が昇り、海に向かって影が出来る。
そのためヤシの木などの「影」が海に向かって伸びるのでキレイな写真が撮れやすいのだ。
天気がいいと絶好の、コントラストのはっきりした、真っ黒の影がのびる。
ホテルの下にあるキモビーンズでコーヒーを飲んで、休憩後、アラモアナショッピングセンターへ。
リモアのスーツケースを購入。
(2006年にも購入。一回り小さい82ℓ)
若干の買い物を済ませて昼食後、ホテルに戻りその後再び街へ散歩に。
書く事は特に何もない一日だった。
夕食?
またもやABCストアでスパむすび。
多分、満月。
ホテルの部屋からは見えないが、ビーチがかなり明るく照らされている。
今日もワイキキビーチの方からときより奇声が聞こえる。
酔っぱらってるんだろう。
就寝。
Day 6 10月13日(木)Walk to Diamond Head Beach
7時起床予定で目覚ましをかけるが、鳴る前に目が覚めた。
5時59分。
かみさんはぐっすり。
起きてシャワーに入り、着替え。
カメラを持って出発だ。
目的地は ”Diamond Head Beach”。
ワイキキ周辺では有名なサーフスポットだ。
歩いて行ける・・・と思う。
ひとまず行ってみる。
ワイキキビーチビに出て東側、クヒオビーチを過ぎ、カピオラニパークを過ぎて、カイマナビーチも過ぎる。
そこからは住宅が増えてくる。
マンションから個人住宅へ。
質素な家から豪華邸宅へ。
確か石原裕次郎さんの別荘も、この辺だった気がする。
徐々に高級住宅地の雰囲気に変わる。
緩やかに登りになる。
ダイアモンドヘッドの麓を少し上がって行く。
住宅鑑賞していると、意外に苦にならない。
気がつくと、結構歩いていた。
しばらくすると、道路脇に停車している車の列が見えてくる。
その辺りがサーフスポットだ。
崖を下りるルートがあり、そこからサーフボードを持って海へ下っている。
あとをついていく。
水平線が湾曲する位の海が広がる。
が、あまりサーファーはいない。
ロコには今日は波が小さいのかもしれない。
ビーチの砂が深く、足を取られ歩きづらい。
ヨタヨタしながら海岸を歩く。
何人かのサーファーが上がってくる。
時刻はまだ午前8時前。
実はこの辺りはワイキキに近い事もあり、周辺に住むロコは、仕事前に海に入る。
波乗りのあとに、仕事へ出かける。
だからこの時間は帰ったあとなのかもしれない。
しばらくビーチ沿いを前に進むと、変な男性が声をかけて来た。
軽く挨拶を交わした。
日焼けして真っ黒なその男性は何やら砂で作っていた。
よくはわからなかったがダイアモンドヘッドを表現していて、飾りがつけられていた。
直感的にアブナイ人に感じたのだが、時既に遅し。
いろいろと説明が始まった。
彼は日本語も少し話せるようで、近いうちに日本に行くとも言っていた。
本当かどうかはわからないが。
ビーチでは犬の散歩をしている人も数人いた。
しばらく写真を撮り、
その後上がって来たサーファーが上がっていく、違うルートを登る。
ふたたび先ほど歩いて来た道へ出た。
9時を過ぎて観光客の乗ったバスが増えて来た。
通常はこの辺りはオアフ島周遊ルートに組み込まれていて、バスで見学に立ち寄る。
おそらく、その後シーライフパークとかに行き、東海岸方面から北上、ノースショアへ周るのだろう。
再びダイアモンドヘッド・ロードを下る。
カピオラニ公園の中を縦断し、ビーチ方面へ。
カイマナビーチホテルニューオータニ内のハウツリーラナイと言うエッグベネディクトの美味しい店をのぞき、ビーチへ出る。
来た時より日が上がり、ビーチにも人が多くなっている。
ジョッギングする人の数も増えた。
毎回ハワイに来ると思うが、本当に走る人が多い。
日課でハワイに来た観光客らしき人もいるし、ロコも多い。
筋肉隆々のアスリートもいるが、かなり太った人も多い。
中にはベビーカーに子供を乗せて一緒に走る人もいる。
(子供はもちろん乗っているだけ)
なぜあんなに必死に汗をかいて走っているのに、あんなに太っているのだろう?と疑問になる。
最近走り始めた訳では無さそうだし、すごい量の食事をとるのだろうか?
そのバランスの悪さが気になる。
クヒオビーチに隣接する芝生の公園で休憩。
ヤシの木に横たわり、少し寝転がる。
休憩後、再びホテルへ向かい歩く。
今日も天気がいい。
ホテルの一階にあるコーヒーショップ「キモビーンズ」で朝コーヒー。
ハワイに行ったら欠かさず飲むコーヒーショップ。
スムージーやフリーズも美味しい。
フリーズとは細かく砕いた氷とコーヒーを混ぜたもの。
部屋に着いたのは午前10時30分。
6時45分に出発したので約4時間近くさまよっていた事になる。
今回のハワイの旅はとにかく良く歩く。
股関節と膝が痛くなって来た。
この日はラジオ番組の収録がある。
お世話になっている現地ハワイの番組スタッフ・レイコに事前に頼まれていた。
11時から収録。
亡くなったサーファー飯島夏樹さんの妻・寛子さんも一緒。
話題はズバリ、マウイ島の「ハナ」について。
その後、部屋に戻り、着替え、プールへ。
約2時間程「寝てた」。
考えてみるとハナもそうだが、一度もプールに入っていない。
そして、「海」にも。
結局、最後まで入らず。
別にいい。
(ここまですべての日記を読んでいる方はわかるだろうが、
私はプール、海は、ほぼ入らない。)
夜。
レイコと待ち合わせ食事へ。
毎年恒例、「田中オブ東京」での鉄板焼き。
「また、来年来るよ。」と、お別れ。
部屋に戻って、いよいよ帰りの準備。
と言っても私は全くやらない。
やると怒られるのだ。
「スーツケースに入れ方があるから余計な事はしないで」。
かみさんの口癖だ。
私はせっせとたまった日記を書き、撮った写真の整理。
最後の夜は雨が降っていた。
満月がその後どうなったかは残念ながら見られず。
月の成長を見続けて過ごした今回のハワイ旅行だった。
夜、ラナイでのんびり雨の降るワイキキの街を見て過ごした。